気まずい…永山瑛太＆田中みな実演じる“レス肯定派”の言い分に波紋
“レス”状態にある2組の30代夫婦を赤裸々に描き、「身につまされる」「見ていられない」と話題沸騰のフジテレビ・木曜劇場「あなたがしてくれなくても」（毎週木曜22時～）。27日放送の3話では永山瑛太と田中みな実演じるレス肯定派の言い分が描かれると共に、“末期症状”を迎えつつある夫婦たちに共感、同情、反発などさまざまな反応が寄せられた（※一部ネタバレあり）。
本作は、とりわけ30代～40代の女性に反響を呼んだハルノ晴の累計部数830万部（電子＋紙）の同名コミックを原作に、吉野みち（奈緒）＆陽一（永山瑛太）と、新名楓（田中みな実）＆誠（岩田剛典）、2組のレスの夫婦を描く物語。これまで相手に背を向けられ続けながらも一縷の希望にすがっていたみちと誠。3話では「手料理」をキーワードに、それぞれの夫婦の溝が取り返しのつかないほど深まっていることが浮かび上がり、みちと誠の気持ちが外へと向かっていくさまが描かれた。
～以下ネタバレ含みます～
冒頭では楓の「子供ができたらこれまで築いたものを失ってしまう」という恐れ、陽一の「しなくてもつながっている気がする」という言い訳がモノローグで描かれ、SNS上では「ならなんで結婚したんだろう」という疑問やツッコミが続々。キャリアアップで頭がいっぱいの楓に「自分のことしか考えていない」「結婚に不向きでは……」と厳しい言葉が寄せられていたが、その後で浮気にひた走る陽一に「無理」「サイテー」「まじでクズ」「アウト！」と非難ごうごう。また、陽一の浮気シーンがやたらと生々しいことから「放送帯を間違えてる」「攻めてる」とざわついていた。
一方、第2話のラストで陽一から花を贈られた上に久々に結ばれたみちは幸せなはずなのに“なぜ夫は急にプレゼントをくれたのか”と釈然とせず、職場の後輩に意見を仰ぐほど。誠は結婚記念日にすら妻に拒絶された屈辱とショックから会社をズル休み。状況は違えど、共にある事実に気づいてしまったみちと誠は“レス解消の戦友”から急接近。裏切られ続ける2人に「離婚した方がいい」と同情の声が相次ぐと共に、「つらすぎる」「切なすぎる」「グサッとくる場面ばかり」「気まずい」とどっぷり感情移入する視聴者の感想が飛び交っている。（編集部・石井百合子）