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松本潤&有村架純「三方ヶ原の戦い」の激戦地訪問 平和への思い語る

「三方ヶ原の戦いの記念碑」建立に向けた鍬入れ式に参加した松本潤と有村架純
「三方ヶ原の戦いの記念碑」建立に向けた鍬入れ式に参加した松本潤と有村架純 - (C)NHK

 29日、大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)で徳川家康を演じる松本潤と、正室・瀬名役の有村架純が、静岡県浜松市中区の「犀ヶ崖」を訪問し、浜松市が建立する記念碑の起工式に参加。松本が、武田軍との戦「三方ヶ原の戦い」の撮影や、舞台となった犀ヶ崖で感じたこと、そして5月5日に浜松市内で開かれる「浜松まつり」騎馬武者行列を目前にした心境を語った。

【画像】松本潤&有村架純、三方ヶ原の戦いの激戦地を訪問

 犀ヶ崖は、家康三大危機の一つとされる武田軍との戦「三方ヶ原の戦い」の激戦地の一つ。「どうする家康」で三方ヶ原が描かれることに伴い、徳川・武田両軍に多大な戦死者を出した古戦場跡で、慰霊と平和への祈りを込めた記念碑を建てることになったという。松本と有村は、この戦で亡くなった家康の忠臣・夏目吉信と本多忠真の碑に献花したのち、鈴木康友浜松市長、「家康プロジェクト推進協議会」の斉藤薫会長とともに記念碑の鍬入れを行った。

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 セレモニーを終えた松本は、「先日、三方ヶ原の戦いの撮影を終えたのですが、演じて改めて、徳川家康公にとってとても大きな戦だったと思いました。撮影中もいろんなことを考えたのですが、ここに来てみて、徳川の家臣だけでなく、武田軍含めたくさんの方たちが命を落とした場所なんだと改めて感じて。戦がなくなることを目指した家康公の思いが、今なおここに残り、その思いに多くの方が触れられる場所になったらいいなと強く思います。そして今回、この石碑が立つことで、また皆さんが平和について考えるきっかけになったらなと。大河を撮影しながらも、日々いろんなニュースを見る中で、改めて平和というものの大事さ、尊さを感じています。その思いがドラマを通じて少しでもたくさんの方に伝わればいいなと切に願っております」と感慨深げ。

 一方、有村は「私も日々の中で平和について考えることがあるんですが、なぜ戦争、争いごとが起きてしまうのか、どうすればなくなるのか、考えても考えても答えが見つからないんですよね。人が心を持つ以上、人対人であったり、組織だったり、規模が大きくなれば国だったり、ちょっとした対立から分断が始まってしまう。それは昔も今も変わらず、ずっと避けては通れないものなんだなと。対立をなくす方法は何かと考えると、やっぱり互いに認め合う、許し合うことが、平和に近づく一歩ではないかと思いますが、当然、私のような考えをする方だけではないですし……。考えを統一するということは、人間である以上難しいということが一生の課題だなと、私はまだ30年しか生きていませんが、そんなふうに日々考えながら過ごしています。でも、きょうこの起工式に参加させていただいたことが、少しでも平和に近づく一歩になったら幸いだなと思っております」と胸中を語った。

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 松本は来る5月5日に、浜松市内で開かれる「浜松まつり」の騎馬武者行列に参加する。今の気持ちを問われると「浜松出身のお友達を通じて『すごいことになっているよ』という情報が入ってくるので、盛り上がってくださっているのがうれしいですし、僕自身すごく楽しみにしています。浜松まつりに参加できることはもちろん、騎馬武者行列だけでなく、浜松の伝統ある催しに多くの方が参加されるので、僕自身、まつり全体を楽しめたらいいなと思います。家臣、引き連れていきます!」と浜松まつりに参加する市民や、観光客へのメッセージを送った。(編集部・石井百合子)

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