最低ラインで100キロ!「サンクチュアリ -聖域-」ハンパない舞台裏語るインタビュー映像公開
話題のNetflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」(独占配信中)から、主人公・猿桜役の一ノ瀬ワタル、猿将親方役のピエール瀧が本作の裏側を語るインタビュー特別映像が公開された。
【動画】「サンクチュアリ -聖域-」インタビュー特別映像!一ノ瀬ワタル&ピエール瀧が語る
本作は、借金・暴力・家庭崩壊と人生崖っぷちで荒くれ者の新人力士・猿桜(一ノ瀬)が大相撲界でのし上がろうとする姿を描く。猿桜を筆頭に、相撲愛に溢れるも体格に恵まれない清水役で染谷将太、相撲番に異動させられた新聞記者・国嶋役で忽那汐里らが出演している。
公開されたのは、テレビプロデューサーの佐久間宣行が聞き手のインタビュー映像。本作を鑑賞直後で興奮を隠せない佐久間が「一ノ瀬さんの猿桜の役づくりがすごくて。鬼気迫る役づくり。演技だけではなくて肉体も仕上がっていくんですよ。とにかく面白いドラマ」と一ノ瀬と瀧に質問をぶつける。
肉体づくりについて、一ノ瀬は「稽古から撮影まで、全部で2年半。最低ラインで100kgというのがあって。一人ひとり、役によって目標体重は設定されていて、それに向けて増量して稽古しました」と振り返り、「肉体改造も段階があった。最初は“だらしなくしてくれ”と。段々絞れてきて筋肉が浮き出てくるときとで稽古が違った」と解説する。
最初は稽古もサボり気味でだらしない猿桜だが、徐々に大相撲に目覚め、力士として成り上がる。そんな猿桜を厳しくも優しく見守る猿将役の瀧も「相撲のドラマって実は少ない。力士を揃えるのが一番ハードなミッション。1年くらいかけてつくりあげたっていうのがすごい」と驚嘆。佐久間も「大相撲の稽古シーンってニュースでしか見ない。本作で、命懸けなんだなってことがわかった」と納得した。
佐久間が「どんどん強くなっていくのと、大相撲に対する姿勢が変わっていくのが、身体に出るってすごい。演技力を超えたリアル。説得力がある」と絶賛すると、一ノ瀬は「撮影が終わったあと、毎日筋トレと稽古があって。思い返すだけでも大変(笑)」と回想した。
また、本物のようなクオリティーの両国国技館のセットでの取組について、一ノ瀬は「(立ち合い数は)3ケタ超えてると思います。立合わないと迫力って出ないから、入念にやりました」と驚愕の回答も。瀧も「ワンシーンのアクションに3日とかかけるんですよ。いろんな角度から3日かけて撮るんですよ……! そこから厳選したカットを繋げる」と説明する。
なお、瀧が印象的だったシーンは、猿将が猿桜をスカウトに行くシーンで、街並みに情感が高まったという。「ここから力士が出てくる感じが『あしたのジョー』で泪橋にジョーがやってくる感じ」と振り返ると、佐久間も「スポ根漫画の良いところ全部詰まってる、みたいなところありますよね」と頷いた。
文字通り全身全霊で本作に挑んだ一ノ瀬は、「オールアップのとき、バリ泣いたんすよね(笑)。3回泣いたんですけど、ピエールさんがオールアップするときも号泣、あと国技館が終わるとき、そして全部のオールアップのとき」とも告白した。
これから本作を見る人へ向けて、瀧は「大相撲に興味がある人も無い人も楽しめる。没入して観るも良し、寝っ転がって観るも良し」とメッセージ。一ノ瀬は最後に、「この作品を見れば、皆さんの魂も震えます、間違いなく。スタッフ・キャスト一丸となって挑み続けた作品です。皆さんの胸に刺さらないはずがないと、僕は信じています。歯が折れても、顎が砕けても、絶対に食いしばってやるという猿桜の姿をぜひ皆さんに楽しんでいただきたいと思います!」と熱い思いをぶつけた。
4日に配信された本作は、国内外で話題沸騰中。Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で10位となり、世界50以上の国と地域で「今日のシリーズTOP10」入り。日本の「今日のシリーズ TOP10」でも4日間連続1位と旋風を巻き起こしている。(編集部・梅山富美子)