『ワイスピ』新キャラ・テスが運転する車は日産Z！ブリー・ラーソン、議論を重ねた車選び

　映画『ワイルド・スピード／ファイヤーブースト』（公開中）で新キャラクター・テスを演じたブリー・ラーソンが、作品の舞台であるローマで単独インタビューに応じ、ヴィン・ディーゼル（ドニミク役）の娘をモデルにしたという役づくりや、テスの車選びについて語った。

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　ブリーは以前から『ワイスピ』好きで知られており、出演が決まった際は家中を走り回ったり、叫んだりするほど嬉しかったという。一方で「冷静に考えると、自分はこれからどうすればいいのか、シリーズでどうやって道を切り開いていくのか、わかりませんでした」と途中参加に不安もあったそうだが、主演のヴィンをはじめファミリーが彼女を暖かく迎え入れたことで、彼女の気持ちはすぐに和らいだ。「ヴィンは早い段階で私をディナーに招待して、ファミリーとのつながりを構築してくれました。いい土台を作ることができたので、ヴィンにはとても感謝しています」

　テスは秘密諜報組織の工作員で、組織に背き、窮地に陥ったファミリーを助ける頼もしい存在だ。「実はテスはヴィンの娘をモデルにしています」と明かしたブリーは、彼女が着ていたジャケットが役づくりの参考になったと語る。「ヴィンの長女の誕生日会に参加した時、次女が『Good Vibes Only（前向きな考えだけを受け入れる）』とプリントされたジャケットを着ていました。彼女は不機嫌で、ドタドタと歩き回っていたんです。彼女と遊びながら態度を観察しているうちに、『Good Vibes Only』と刺繍されたジャケットを（劇中でも）着なければと思い始めました。そこから、テスはファッショナブルで、どんなこともこなせるという性格へと派生していきました」

　『ワイスピ』といえば、ファミリーたちが乗る車も見どころの一つ。ブリーといえば、過去に日産のCM出演経験があり、彼女が演じるテスも新型の日産Zを乗りこなす。車選びにはかなり時間をかけたそうで、「車が何を意味するのか、議論を重ねるところから始めました」とブリー。「日産Zは長い歴史があり、同時に最先端の車です。テスが乗る緑色のZにも紆余曲折がありました。明るすぎず、深みのある色合いにしたいなど要望しています。テスはドライバーなので、カッコよくて速い車が必要だというのも理由です」と振り返っていた。（取材・文：編集部・倉本拓弥）