映画『東京リベンジャーズ2』原作の廃車場を完全再現していた!
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(6月30日公開)のクライマックスシーンが昨年9月上旬、群馬県高崎市内で撮影された。
本作は累計発行部数7,000万部を超える和久井健の人気コミックを実写化し、2021年に大ヒットした『東京リベンジャーズ』の続編となる「血のハロウィン編」2部作の後編。凶悪化した組織“東京卍會”によって、再びかつての恋人を殺された主人公・タケミチは過去にタイムリープし、東卍結成メンバー6人を引き裂く悲しい事件=マイキーの兄・真一郎の死の真相に迫るが、かつての親友同士の壮絶な決戦がついに始まってしまう。
この日は北村匠海(タケミチ役)、山田裕貴(ドラケン役)、清水尋也(半間役)、永山絢斗(場地役)、村上虹郎(一虎役)、高杉真宙(千冬役)、間宮祥太朗(キサキ役)、吉沢亮(マイキー役)ら人気俳優たちが集まり、東卍とその敵である“芭流覇羅”(バルハラ)が決闘するクライマックスシーンの撮影が行われた。現場には約100台の廃車を積み上げた大掛かりなセットが用意され、キャスト・スタッフ計300人規模が参加した。
岡田翔太プロデューサーは「廃車山って原作でも象徴的なものじゃないですか。現実にはないですけど『血のハロウィン』を思い描いたとき、特に原作やアニメをご覧になった方にとってはあそこのシーンって絶対に思うし、きっとそれを期待するだろうなと。ただ、期待に応えるスケールのものを作ろうとするのではなく、どうせなら思い切って(それ以上の)すごいの作ろうと思ってやりました」と気合を見せる。
主演の北村も「すごいセットでしたね。この『血のハロウィン編』は廃車場のセットに説得力がなければ、すべてがダメになると思っていました。あのセットが象徴だと思うので。今回はアクション部さんと一緒にアクションを作っていきました。ここ2年間、ずっとアクションをやってきたので、1の時と比べると相当レベルが上がったと自分の中で思っています。とにかく後編も面白いです。廃車場でのアクションだったり、アクションだけじゃなくてみんなの複雑な思いだったり、それぞれ1ミリも見逃してほしくないシーンが詰まっています」とコメント。
村上と共に廃車山の上でのアクションシーンに挑んだ吉沢は「上に行くほど溜まってる空気が熱すぎて、上と下で5度くらい違いました。確か40度は超えてましたね」と過酷な撮影を振り返り、「僕も虹郎も体がバッキバキになって、首が回らない! みたいになってました。でもどれだけ体がボロボロになっても、心はずっと燃えてる感じがして。芝居をしていてあんなに楽しい感覚は正直、久々でした。痛みを忘れるくらい、アドレナリンが出まくってました」と明かした。(編集部・中山雄一朗)