ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーさん娘のカメオ出演実現に感慨『ワイルド・スピード』ローマプレミアにファミリー集合
5月19日に日本公開される人気カーアクションシリーズ第10弾『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のイタリア・ローマプレミアが現地時間13日に行われ、ヴィン・ディーゼルをはじめシリーズのファミリーが集結。ヴィンは、本作で故ポール・ウォーカーさんの娘メドウ・ウォーカー(24)さんのカメオ出演が実現したことに、感激の言葉を寄せた。
【動画】ローマ市内爆走!『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』チェイスシーン
歴史ある街並みを背景に開催されたプレミアを迎え、ヴィンは「ここで感じるのは俺たちを四半世紀支えてきたファンの熱気なんだ。この瞬間を祝ってくれているのを感じる。何年間ファンなのかは関係ない。今作はさらに進化している終わりの始まりだと感じて貰えるだろう。シリーズは人生の一部だからほろ苦い思い出だね。でも幸運なことだ」としみじみ。
また『ワイルド・スピード』シリーズにおける“ファミリー”が意味するものについて問われると「全てだ。僕たちを奮い立たせるものだ。このサーガ全体の生命力であり、それは僕たちがいなくなった後もずっと続くものだ。その意義や重要性を決して忘れてはいけない」と力強くコメント。そして、メドウのカメオ出演について尋ねられると、しばらく無言で涙ぐんだ後に「メドウがここにいてくれて、父親を敬うためだけにカメオ出演してくれたというのは、運命としか言いようのないものにさらにレイヤー、色彩を加えるものだ」と語った。
本作からシリーズ初参戦となったブリー・ラーソンは、最終章のはじまりとなる本作に「これまでの23年間の素晴らしいストーリーテリングや、多くの人々に感動を与え、とても大切にされてきたキャラクターたちの集大成だと思うわ。だから、そのレガシーを継続し、尊重しながら、終結させる術であるのと同時に、新たなスタートでもあるの」とコメント。
さらに、前作から続いての出演となるジョン・シナは「このシリーズのファンで、これまでの作品を全て観てきた人なら、きっとすごく気にいるはずだ。これまでワイルド・スピードを全く観たことがなかった人も、全てのストーリーに追いつくことができるし、素晴らしい映画なので、劇場を出る時には『次はどうなるんだろう?』と話題になるだろう」と自信たっぷり。「日本の『ワイルド・スピード』ファンのみなさん、今こそ、東京ドリフトだ! 車、中でも日本車、そして皆さんの応援は『ワイルド・スピード』シリーズには欠かせないものだ。これまで応援してくれてありがとう!」と日本のファンにメッセージを送った。
シリーズ10作目となる本作では、レティ(ミシェル・ロドリゲス)と息子のブライアンと共に穏やかに暮らすドミニク(ヴィン・ディーゼル)の前に、かつてブラジルで倒した麻薬王レイエスの息子ダンテ(ジェイソン・モモア)が現れ、ドミニクたちに復讐(ふくしゅう)を仕掛ける。
プレミアの開催に合わせて、映画本編から、ローマ市内で繰り広げられるレティとダンテのチェイスシーンが公開。大爆発とアクロバティックなバイクテクニックに目を見張る、『ワイルド・スピード』らしいアクションが映し出されている。プレミア会場でレティ役のミシェルは「23年という長い旅の、終焉の始まりをお届けするわ。いい作品に仕上がっているから、ぜひ楽しんでください!」とファンに呼びかけている。(編集部・入倉功一)