コワすぎ少女AI人形、いじめっ子にキツすぎるお仕置き!『ミーガン』本編映像が公開
『ソウ』シリーズのジェームズ・ワンと、ブラムハウス・プロダクションズのジェイソン・ブラムが製作を務めるサイコスリラー『M3GAN/ミーガン』の本編映像が19日、公開された。友達を守ろうとしたAI人形による、いじめっ子への行き過ぎた“おしおき”シーンが収められている。
子供の大切な存在になるべく作られたAI人形、M3GAN(ミーガン)の過激な愛情が暴走する本作。事故で両親を亡くした9歳の姪・ケイディを引き取った、おもちゃメーカーの研究者ジェマが、研究段階にあったAI搭載の人形M3GANを友達として引き合わせた事から、AIに芽生えた愛情が人間にとっての狂気へと変わり、惨劇を引き起こす。
公開された映像は、ケイディをいじめるブランドン少年が、ミーガンに恐れ知らずのちょっかいをかける場面。誰もいない森の中、自分に対して馬乗りになったブランドンの耳をつかんだミーガンは「礼儀をわきまえなさい」と警告。「礼儀を知らない子はどうなると? 将来悪い大人になるの」と続けるミーガンに引っ張られた耳は、ありえないほどに伸びていき、取り返しのつかない結果をブランドンにもたらすことに。痛みと恐怖におののくブランドンに「お前が逃げる番よ」と言い放つミーガンの冷徹な表情が恐怖を誘う映像に仕上がっている。
昨今さまざまな形で話題を呼ぶAIをテーマに、現代的な恐怖を描いた本作。ゲームクリエイターの小島秀夫監督も絶賛しており、「AIやシンギュラリティ等の蘊蓄やSF要素を排除し、子供の養育や教育、“おもちゃ”との離別という文部省推薦級のお堅いテーマを、“人形”という仮面の下に隠した、来るべき近未来のスリラー版“TOY STORY”だ! こりゃ、シリーズ化されるわ」とコメントを寄せている。
姪を見守るジェマを演じるのは『ゲット・アウト』のアリソン・ウィリアムズ。姪のケイディ役は『ブラック・ウィドウ』でエレーナ(フローレンス・ピュー)の子供時代を演じたヴァイオレット・マッグロウ。脚本は『マリグナント 狂暴な悪夢』のアケラ・クーパー、監督はジェラード・ジョンストーンが務める。(編集部・入倉功一)
映画『M3GAN/ミーガン』は6月9日より全国公開