キアヌ・リーヴス、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』悪役候補だった
『ジョン・ウィック』シリーズなどでお馴染みのキアヌ・リーヴスが、映画『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(公開中)の悪役候補だったと、同作キャストのアラン・リッチソンが Entertainment Weekly に明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)
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以前から『ワイスピ』シリーズ参加を希望していたキアヌは、過去にスピンオフ『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)出演に向けてデヴィッド・リーチ監督と話し合いの場を持ったことが判明している。実現には至らなかったが、脚本・プロデューサーのクリス・モーガンも「時間とスケジュールとの戦いを制して、万事うまくやろうとしているけどそれが最も困難なんだ。でも、彼をこのフランチャイズに連れてくることを熱烈に望んでいるのは確かだ」とキアヌの出演を熱望していた。
アランによると、キアヌが候補に挙がっていたキャラクターは、自身が本作で演じたエイムスだったという。米国極秘諜報機関のエージェントであるエイムスは、失踪したミスター・ノーバディに代わってリーダーとなったが、実は本作のヴィラン・ダンテ(ジェイソン・モモア)の味方で、終盤では、ドミニクを助けにきたファミリーが乗る飛行機を撃ち落とした。
新作映画『オーディナリー・エンジェルズ(原題) / Ordinary Angels』に取り組んでいたアランは、キアヌが候補だったエイムス役のオファーを受けて「思いがけない幸運で、すごくいいタイミングでした」と明かす。「私はキアヌ・リーヴスとの計画が変更になったと電話をもらいました。彼は、もともと私の役を務める予定でした。とても太刀打ちできないですよね」
アランは、映画の撮影地カナダ・ウィニペグを襲った記録的な吹雪の影響で、エイムス役を手放す恐れもあったという。「映画の製作が一時休止になってしまい、絶望的でした。撮影前に終わりかとも思いましたが、幸運なことにスケジュールを少しだけずらすことで、上手くいきました」
『ファイヤーブースト』でも出演が叶わなかったキアヌだが、チャンスはまだ残っている。続編となる第11弾『ファストX パート2(原題) / Fast X Part 2』(2025年全米公開)が控えているほか、本作から始まった最終章は三部作になると言われており、第12弾まで製作される可能性が高い。キアヌが何かしらの形で、『ワイスピ』ファミリー入りを果たすのかどうかも注目される。(編集部・倉本拓弥)