萩原利久&八木勇征、「美しい彼」2連覇でファンの愛に感謝
第60回ギャラクシー賞贈賞式が31日、都内で開催され、マイベストTVグランプリを「美しい彼」シーズン2が受賞。ダブル主演を務めた萩原利久と八木勇征が登壇し、昨年度に続き2年連続の同賞受賞の喜びを語り合った。
【写真】超多忙!『美しい彼』舞台挨拶後にギャラクシー賞贈賞式へ
「マイベストTV賞グランプリ」は、放送批評懇談会正会員と「Gメンバー」(視聴者によって構成される放送批評懇談会のオンライン会員)が投票して選出された「マイベストTV賞」のなかで、年間で最も得票を得た作品に送られる賞。「美しい彼」は、昨年のシーズン1に続き2年連続での受賞となった。
『流浪の月』などで知られる凪良ゆうの同名小説を原作に、2021年11月からMBSドラマ特区枠で放送された「美しい彼」は、スクールカーストの底辺と頂点にいる正反対な高校生、平良(萩原)と清居(八木)がすれ違う恋心を瑞々しく描いて反響を呼び、2023年2月よりシーズン2が放送された。
投票では、「恋するふたりが直面する新たな問題とそれを乗り越えていこうとするさまに心奪われた」「素晴らしい映像、脚本と、息ぴったりだった主演ふたりのケミストリー」「“続きは劇場版で”といった感じはなく、4話でしっかりと完結し、観たあとに幸せな気分になった」などの声が寄せられた。
この日、『劇場版 美しい彼~eternal~』(公開中)の舞台挨拶後に駆け付けた萩原と八木。萩原は「ちょうど1年前にこの場で賞をいただき、まさか1年経ってまたこの場に立たせていただけることが嬉しく思います。先ほど『美しい彼』の舞台あいさつをしたのですが、たくさんの視聴者の方におめでとうとおっしゃっていただき、この賞を喜んでくださいました。そういった力が作品を作るうえでものすごい力になっているんだなと思いました」と感謝。八木も「こうして2年連続で受賞させていただけることができて本当に光栄です。そしてよりたくさんの方に愛していただける作品に、清居として生きられたんだなと改めて実感しています。シーズン2、そして劇場版で応援してくださる方々と交流させていただき、皆さんの愛を感じています」と感慨深げ。
シーズン2の撮影ついて萩原は「ありがたいことにシーズン1から1年でシーズン2の撮影をすることができたので、記憶や感覚が残っている中でシーズン2の撮影に入れたことがありがたかった。拍子抜けするぐらいスッと撮影に入れたことを覚えています」と振り返り、八木は「二人のシーンがシーズン2と劇場版で増えたのですが、二人で一緒の時間を生きているということを毎日撮影で感じられたことがすごく楽しかったし、いまでも思い出に残っています」と語る。
また現在上映中の劇場版について聞かれた萩原は「ドラマを観続けてくださっていた方には集大成のような、二人の成長を楽しんでいただけると思います」とはにかみ、八木も「“エターナル”という作品の名の通り、すごく幸福感に包まれている二人が観られます」と見どころを語っていた。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため、1963年に創設した。(磯部正和)