三谷幸喜『ザ・マジックアワー』の中国版リメイク作が日本公開決定
三谷幸喜が脚本・監督を手掛けた映画『ザ・マジックアワー』の中国版リメイク作『トゥ・クール・トゥ・キル(原題:這個殺手不太冷静)』が、『トゥ・クール・トゥ・キル~殺せない殺し屋~』の邦題で7月8日より日本公開されることが決定した。
【画像】『ザ・マジックアワー』中国リメイク版のキャラクターたち
本作は、笑いあり、涙あり、ドタバタありという中国コメディーのエッセンスが凝縮された、痛快無比なエンタテインメント・コメディー作。売れない役者のウェイは、夢に熱く、実直な人柄が魅力的。そんな彼が成り行きで伝説の殺し屋を演じることになるも、愚直なまでに役に入れ込みすぎて、周囲を騒動に巻き込んでいく。
シン・ウェンション監督をはじめとする俳優や制作陣には、中国で圧倒的な人気を誇る喜劇集団・開心麻花(カイシンマーファー)に所属するメンバーが集結。ヒロインは、“コメディーの女王”と呼ばれるマー・リーが務める。
中国での興行収入は26.27億元(約533.8億円)を記録し、2022年中国映画興行収入ランキング第3位にランクインした。これまでに中国でリメイクされた日本映画で最もヒットした『鍵泥棒のメソッド』の興行収入7.62億元(約140億円)を大幅に更新する結果となった。
2008年に公開されたオリジナル版の『ザ・マジックアワー』は、佐藤浩市が主演を務め、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、小日向文世、戸田恵子、寺島進、西田敏行ら豪華キャストが勢ぞろいした。(今井優)