『トランスフォーマー/ビースト覚醒』首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(6月9日~6月11日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が興行収入6,104万5,464ドル(約85億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル140円計算)
『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は、あらゆる物体に変形する金属生命体の戦いを描いた大ヒットSFアクションシリーズ第7弾にして、新たな幕開けを飾る最新作。1994年の地球を舞台に、惑星サイズの強大な敵ユニクロンの脅威に、オプティマスプライム率いるオートボットや動物から変形する新たな種族マクシマルが立ち向かう。前作『バンブルビー』のオープニング興収は2,165万4,047ドル(約30億円)、前々作『トランスフォーマー/最後の騎士王』のオープニング興収は4,468万73ドル(約63億円)であり、本作で見事に巻き返しを図れたといっていい。
メガホンを取ったのは『クリード 炎の宿敵』のスティーヴン・ケイプル・Jr監督で、主演は『イン・ザ・ハイツ』のラテン系俳優アンソニー・ラモス。PostTrakによると、本作の観客の割合はラテン系32%、白人31%、黒人21%、アジア/その他16%であり、多様な人種を映画館に呼び込むことに成功している。
前回首位デビューを果たしたアニメーション映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』は興収5,551万1,096ドル(約78億円)でワンランクダウンの2位となった。『トランスフォーマー/ビースト覚醒』に首位の座は奪われたものの、累計興収は早くも2億2,553万2,074ドル(約316億円)に到達。前作『スパイダーマン:スパイダーバース』の最終興収(1億9,024万1,310ドル・約266億円)を公開2週目にして抜いている。(編集部・市川遥)
6月9日~6月11日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『トランスフォーマー/ビースト覚醒』
2(1)『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
3(2)『リトル・マーメイド』
4(4)『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
5(3)『ザ・ブギーマン(原題) / The Boogeyman』
6(5)『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』
7(6)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
8(7)『アバウト・マイ・ファーザー(原題) / About My Father』
9(8)『ザ・マシーン(原題) / The Machine』『ユー・ハート・マイ・フィーリングズ(原題) / You Hurt My Feelings』
10(12)『パスト・ライヴズ(原題) / Past Lives』