与田祐希「量産型リコ」で出会ったプラモの魅力「メンタル鍛えられる」DIYにも拍車
乃木坂46の与田祐希が、六本木のテレビ東京で行われた、29日深夜からスタートする木ドラ24「量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜深夜24時30分~)記者会見に出席し、ドラマを通じて出会ったプラモデルへの思いを語った。この日は望月歩、前田旺志郎、藤井夏恋、石田悠佳(LINKL PLANET)、天川れみ(LINKL PLANET)、田中要次も来場した。
みんなでザクを手にギブバース!「量産型リコ」記者会見【フォトギャラリー】
本作は、2022年7月期に放送された「量産型リコ -プラモ女子の人生組み立て記-」に登場した主人公・小向璃子とは異なる、“もうひとりの小向璃子”の成長を描くホビーヒューマンドラマ。今回、与田が演じる璃子は、大学時代に友人と立ち上げたスタートアップ企業「ドリームクレイジー」(略称・ドリクレ)の社長。新規事業のアイデアを考える中で、ひょんなことから町の模型屋「矢島模型店」の扉を開けることとなったリコが、そこの店主・やっさんからの“ある言葉”をきっかけに「HGUC 1 / 144 ユニコーンガンダム」を作ることなり、少しだけ人生に変化が訪れる。
与田にとって前作は、地上波の連ドラ初主演作でもあり、約1年で迎えた続編に「素直にうれしかったです」と笑顔。「前作が自分にとっても思い出深い作品で、プラモデルとはじめて出会って、その魅力を知ることができた。キャスト、スタッフの皆さんともいい関係性、いいチームワークでつくりあげた作品だったので。そんな大事な作品が評価されて、今回の作品につながったということが心の底からうれしかったですね」としみじみ。
1年ぶりの再集結ということで「最初はドキドキしていた」という与田だが、「でも現場に入るとホームというか、安心感がすごくて。ああ帰ってきたな、うれしいな、ありがたいなと思いました」と語ると、この日集まった登壇者たちを「仲間というか、同志というか。そんな存在です」と紹介した。
前作ではイベント会社の社員を演じたが、本作では仲間たちとベンチャー企業を立ち上げる社長役。「前作のリコは、わりとド真ん中の“量産型”という感じだったんですけど、今回は量産型の女の子が、ひょんなことから社長になって頑張っていく姿が描かれているんです」とその違いを説明した与田は、「わたし自身、もともとアイドルというような人間ではないんですけど、ひょんなところからアイドルになった。そこはリコちゃんに通じるところはあるのかなと。そこは共感してくださる方は多いんじゃないかな」と語った。
また、撮影を通じてプラモデル作りの面白さに目覚めたという与田は、「わりと作っているんですけど、自分が手先が不器用なんだということに気がついて。大きな壁にぶち当たっているんですが、その分、できなかったことができたときのうれしさがスゴすぎて。お芝居をしなきゃいけないのに、やっとできたと思って、素で喜んでしまう。そのリアクションが大きすぎて(カメラの)画角から外れてしまったくらい」と笑顔。「最近は家でも、棚とかテーブルとかを組み立てるようになりました」と付け加えるなど、”組み立てる”ことに興味を抱いているようだ。
与田自身、プラモ作りは「メンタルが鍛えられる」と感じているという。「シールが本当に苦手で、貼らなきゃいけない場所から、ちょっとはみ出しちゃったり、本当に折れそうになることばかり。普段はまぁいいやと思えるんですけど、そういうところだけはこだわりが出ちゃって。本当に悔しくて。でもちゃんと貼れた瞬間がうれしいです」としみじみとその魅力を語っていた。
またこの日は、石田と天川が所属する、BANDAI SPIRITS プラモデル公式アンバサダー LINKL PLANET の新曲「Part to Part」が本作のエンディングテーマとなることも明かされ、メンバーたちが楽曲を生披露。会見の最後には、劇中でプラモデルが完成した時の合言葉「ギブバース!」を登壇者たち全員で唱和し、大盛況のうちに会見を締めくくった。(取材・文:壬生智裕)
木ドラ24「量産型リコ -もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」は6月29日深夜24時30分よりテレビ東京系にて放送開始