「あなして」賛否の陽一役に永山瑛太本人がコメント
本日(22日)最終回を迎える奈緒主演の木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系で毎週木曜よる10:00~)。奈緒演じる主人公みちの夫・陽一役で注目を浴びた永山瑛太がクランクアップを迎え、賛否の声で沸かせた役柄に「初めて自分が演じたキャラクターが嫌いになりそうになりました(笑)」とコメントを寄せた。
本作は、30代OLの主人公・吉野みち(奈緒)が、上司の新名誠(岩田剛典)に夫とのレスを告白したことから始まったラブストーリー。先日放送された第10話では、ついに吉野夫婦と新名夫婦が離婚を決意。離婚を拒んでいた陽一が子供を望むみちに応えられないことを詫び、涙ながらに身を引くさまがSNS上で話題を呼んだ。
先ごろ第76回カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた是枝裕和監督・坂元裕二脚本の映画『怪物』の小学校教師役も話題の永山。クランクアップは、日差しがまぶしいくらいの快晴の下、急勾配が印象的な吉野家前の坂道のシーン。みちへのデリカシーのない言動の数々で視聴者の間で賛否を巻き起こしてきた陽一について、永山は「俳優をやる上で、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、初めて陽一というキャラクターは嫌いになりそうになりました(笑)」と冗談交じりにコメント。
約3か月に及んだ本作の撮影を「現場に来ると、みんなが良いものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちが僕自身にもたくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうな時もあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感だったり、なかなか味わえないような感情で満たされています」と回顧。奈緒に「残りのシーン頑張ってね」とエールを送ると、奈緒も「最後まで頑張ります!」と返し、固い握手。最後にはお互いをねぎらうように優しく抱き合い“吉野夫婦”として最後の撮影を終えた。(石川友里恵)