蒼井優、産後初のドラマ&朝ドラ初出演!「ブギウギ」で少女歌劇団のトップスター役
蒼井優が、趣里主演の2023年度後期連続テレビ小説第109作「ブギウギ」(10月放送開始予定)に出演することが明らかになった。蒼井が演じるのは少女歌劇団第1期生の娘役で、劇団を引っぱるトップスター。趣里演じるヒロインのあこがれの先輩でもある。蒼井にとって産後初のドラマ出演、並びに初の朝ドラ出演となる。
戦後の大スター、笠置シヅ子さんをモデルにした本作は、歌って踊るのが大好きな銭湯の看板娘・花田鈴子(趣里)が、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手へと階段を駆け上がる物語。脚本を、映画『百円の恋』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳と、ドラマ「マルモのおきて」「あなたのブツが、ここに」などの櫻井剛が務める。今年3月14日にクランクインし、撮影中。
ヒロイン・鈴子や蒼井演じる大和礼子が所属する梅丸少女歌劇団(USK)は、大阪・道頓堀にあるレビュー劇団。USKのシーンでは、笠置シヅ子さんも在籍し100年以上大阪で続くOSK日本歌劇団の団員が出演。ステージで歌や踊りを披露するほか、キャストの踊りの練習のサポートも担当する。
蒼井は、2022年2月に第1子妊娠を発表し、同年8月に夫の山里亮太がラジオ番組内で出産を発表。2022年12月に映画『Dr.コトー診療所』が公開されたが、ドラマ出演は産後初となる。蒼井は本作への出演に「趣里ちゃんがブギウギのヒロインに選ばれたことが発表された時、とてもうれしく、放送を心待ちにしていたので、まさか自分にもお声がけいただけるなんて思ってもいませんでした。しかも、小さい頃から大好きな歌劇の世界で、憧れの先生方とご一緒させていただけて、私にとっては夢のような時間です。大和礼子は、トップスターのプライドを背負い、孤独と戦いながら周りを引っ張っていく人物です。その、内に秘めたエネルギーを大切に、皆さんとブギウギを楽しめたらと思います」とコメント。
主演の趣里にとって蒼井は、劇中の設定と同様に憧れの存在。「蒼井さんとご一緒することになり、とてもうれしく思います。蒼井さんは、昔からずっと私の憧れです。一緒の空間でお芝居するのが目標の一つだったので、本当に夢のようです。蒼井さんが私の憧れであることと同じように、大和礼子さんは鈴子の憧れで、尊敬する先輩です。現実とドラマの世界がかぶる、この夢のような時間をめいっぱい楽しみたいと思います」と撮影に期待を寄せている。
蒼井の起用理由について、制作統括の福岡利武は「蒼井優さんをブギウギに迎えることができ、とてもうれしく思っています。大和礼子は、鈴子にとても大きな影響を与えます。鈴子が将来スター歌手となりブギの女王になっていく、その原点であり、礼子のエンターテインメントへの精神は鈴子に大切に受け継がれていきます。このドラマで最も重要な登場人物の一人で、どうしても蒼井さんに演じていただきたいと思っていました。蒼井さんの存在感、佇まい、お芝居、踊り、すべてが大和礼子を生き生きと描き出し、ドラマに説得力のある魂を吹き込んでくれると思っています。また、歌劇団の団員として、ヒロイン・鈴子のモデルの笠置シヅ子さんの出身である OSK日本歌劇団の皆様に出演していただいています。大正時代から続くレガシーと、プロフェッショナルが魅せる歌とダンスは、ドラマを数段上のレベルに押し上げてくれていると思います。ぜひ、本物の魅力をドラマでご覧ください」と説明している。(編集部・石井百合子)