ウルトラマンブレーザーの声は岩田栄慶　スーツアクターと兼任「頭の先から足の先まで命を吹き込んだ」

　7月8日スタートの新番組「ウルトラマンブレーザー」（テレビ東京系・毎週土曜午前9時～）に登場するウルトラマンブレーザーの声を、スーツアクターの岩田栄慶が担当していることが明らかになった。

【画像】「ウルトラマンブレーザー」で初登場する新規怪獣たち（全14体）

　「ウルトラマンブレーザー」は、特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD（スカード）」の隊長ヒルマ ゲント（蕨野友也）が、天体「M421」からやってきた光の巨人ウルトラマンブレーザーに変身して怪獣と戦うSF作品。SKaRDのメンバーには、搗宮姫奈（アオベ エミ役）、梶原颯（バンドウ ヤスノブ役）、内藤好美（ミナミ アンリ役）、伊藤祐輝（ナグラ テルアキ役）が名を連ねる。

　アクションを志し、進学で上京した岩田は、円谷プロダクションのアクションチーム・キャスタッフに入団。ストイックに鍛錬を重ね、ショーステージを中心にメキメキと頭角を現した。2003年の特撮番組で映像デビュー後、翌年放送の「ウルトラマンネクサス」にトリプルキャストの一人として参加し、主人公ウルトラマンを担当。その後、主演スーツアクターとしてキャリアを積み重ねていきながら、俳優、執筆、後輩育成など幅広く活躍している。ニュージェネシリーズではウルトラマンビクトリー以降、本作まで主演を続ける。

　岩田は、「長年スーツアクターを務め、役名＝作品名であった私が、改めて『主演スーツアクター』とご紹介頂く事に、積みかさねた重みを実感しています」とコメント。スーツアクターとキャラクターボイスを兼任したことについて、「私の演技は『自らの意思で動く』よりは『ウルトラマンに身体を貸す』というスタイル。故に『人類で最もウルトラマンの声をつぶさに聞き取る』自信があります。なのでもう、頭の先から足の先まで命を吹き込んだ感じで、演技と自分の境界が分からなくなる事も多く、まるでブレーザーと人生をシェアした時間でした」と感慨深げに語り、「私にとってウルトラマンとは『勇敢な一つの生き方』。何かを感じ取って頂けたら幸いです」とファンに呼びかけた。

　ウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」では、「ウルトラマンブレーザー」メイン監督＆シリーズ構成の田口清隆監督と岩田の対談記事も公開。二人の知られざる出会い、互いを認め合う男同士の固い絆、作品にかける情熱などを語った内容となっている。前篇は公開中で、後篇は番組放送スタート以降に公開予定。（編集部・倉本拓弥）