吉沢亮『キングダム』9歳のエイ政役に志願「子役がやるべき」と思いながらも「好きすぎて」
俳優の吉沢亮が4日、東京国際フォーラムで行われた映画『キングダム 運命の炎』ワールドプレミアに出席し、自身が演じた秦国の王・エイ政の9歳のシーンを「どうしても僕にやらしてください」と直訴して実現したことを明かしていた。イベントには、主演の山崎賢人をはじめ、橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、高嶋政宏、要潤、山田裕貴、片岡愛之助、佐藤浩市、大沢たかお、佐藤信介監督も参加した。(山崎賢人の崎はたつさき、高嶋政宏の高ははしごだかが正式表記)
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本作は、世界中で人気の原泰久の人気コミックを『GANTZ』や『いぬやしき』などの佐藤信介監督が実写映画化した『キングダム』の第3弾。吉沢演じる秦国の若き王・エイ政が中華統一を強く目指すようになった理由がつづられた「紫夏編」と、秦と趙の壮絶な戦いを描いた「馬陽の戦い」が実写化された。
吉沢は『キングダム』のオファーがある前から「原作が好きで、特に『紫夏編』が好きだった」と明かすと、「紫夏編」で登場するエイ政は9歳の設定だったにも関わらず「本来は子役がやるべき年齢だと思ったのですが、原作の『紫夏編』が好きすぎて、1を撮っているときから、もし続きがあるなら『僕にやらしてください』と直訴していた」と裏話を明かす。
エイ政が中華統一を目指すきっかけを作った、武器商人・紫夏を演じた杏についても、吉沢は「とにかく杏さんが素晴らしく、演技の面で引っ張ってもらえました」と感謝を述べると、羌カイ役の清野も「『紫夏編』を観たとき、席で固まってしまうぐらい感動して、気づいたら涙を流していました。とても素敵なシーンでした」と絶賛していた。
吉沢は「1のときから日本映画で観たことがないようなスケール感のものを作ろうと熱い思いを持ってやってきたものが受け入れられ、本作で作品のすごみが増しました。それはこのチームだからできたことなんだろうな」と佐藤監督をスタッフに感謝を述べると「世界に羽ばたいていっても恥ずかしくない作品だと思います」と力強く語った。(磯部正和)
映画『キングダム 運命の炎』は7月28日より全国公開