久保史緒里、乃木坂46では「幸薄い担当」 キャバ嬢役で遺憾なく発揮
乃木坂46の久保史緒里が30日、都内で行われた映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(公開中)の初日舞台あいさつに主演の伊藤沙莉と登壇。普段の久保からは想像つかない役への投影ぶりを伊藤が感心すると、久保はその理由を打ち明けた。この日は、竹野内豊、北村有起哉、内田英治監督、片山慎三監督も来場した。
本作は、新宿・歌舞伎町にある小さなバーでワケあり常連客の相手をする一方、探偵としての顔も持つマリコ(伊藤)が、FBIを名乗る3人組から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼を受け、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内)の協力のもと宇宙人に迫るストーリー。
ホスト狂いのキャバ嬢・絢香を演じた久保は「ものすごく緊張しぃなので、撮影もずっと緊張していました」と撮影を回顧。また、「絢香はキャバクラ嬢の役ということもあって短いズボンをはいていたりして、外の撮影はすごく寒かったんですけど、沙莉さんから『寒くないですか?』とお気遣いいただいて救われていました」と感謝した。
そんな久保について、伊藤は「(撮影)日数が多くなかったので、たくさんお話ができたわけではないのでもったいなかった」と残念がりながら、「めちゃくちゃ可愛いじゃないですか。顔が小さくて、クリクリして。(だから)なんでこういう子が(劇中)切ないことになる? って思ったけど、(久保自身が)まとう空気感が絢香になると違って幸が薄くなるというか」とぶっちゃけ。「そこが素敵だなと思いました。パッと出せるものではないと思う。いろんな一面があって、もっともっとたくさん知りたいなと思いました」と称賛した。
伊藤から嬉しい言葉をもらった久保は「グループで活動しているときも幸薄い担当というか、わりとファンの方にも『幸薄いね』と言われます」と明かしつつ、「それを感じ取っていただけて有り難いです」と喜んだ。
久保は「心の中の隙間みたいなものを感じながらの撮影でした。完成した映画を観て、それが何なのかを考えるきっかけになりました」と語ると、「みなさんにも広めていただいて、もう一度ご覧いただけたらうれしいです」と呼びかけた。(錦怜那)