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『バービー』ベトナム上映禁止、ワーナー広報が反応 問題の地図「意図したものではない」

画像は映画『バービー』より
画像は映画『バービー』より - (C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 実写映画『バービー』(8月11日全国公開)がベトナムで上映禁止となったことを受け、製作・配給を務める米ワーナー・ブラザース・ピクチャーズの広報が、Varietyを通じて声明を発表した。

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 7月21日にベトナム公開を予定していた同作だが、劇中の地図に「九段線」(中国が南シナ海での領有権を主張するため、独自に設定した境界線)が描かれているという理由で国内上映が禁止に。中国の主張は、2016年にオランダ・ハーグの仲裁裁判所が認めない判断を下している。

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 上映禁止の火種となった地図表記について、ワーナー広報は「バービーランド(映画の舞台)にある地図は、子供が描いたようなクレヨン画です。バービーランドから“現実世界”へ、バービーの架空の旅を描いたものであり、何かしらの声明を発表することを意図したものではありません」と説明した。

 また The Hollywood Reporter は、ベトナムに続き、フィリピン、台湾、マレーシア、ブルネイでも公開禁止の可能性があると報道。フィリピンのフランシス・トレンティーノ上院議員は、「もし『バービー』に無効な九段線が描かれているのなら、それはフィリピンの主権を否定するということ。映画テレビ審査格付委員会は上映を禁止する義務がある」と CNN Philippines に語っている。(藤田良太)

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