「ザ・ファブル」アニメ化決定!高橋良輔監督×手塚プロがタッグ
岡田准一主演で実写映画化もされた、累計発行部数2,200万部を突破する、南勝久の人気漫画「ザ・ファブル」のテレビアニメ化が決定した。アニメーション制作は手塚プロダクションが担当、監督は「装甲騎兵ボトムズ」シリーズや「太陽の牙ダグラム」「火の鳥」などを手掛けてきた高橋良輔が務める(「高」は「はしごだか」が正式表記)。
「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載された「ザ・ファブル」は、組織のボスから、1年間誰も殺さずに一般人として暮らすように命令された殺しの天才・通称“ファブル”の大阪を舞台にした休業生活を描くアクションコメディ。『ザ・ファブル』(2019)、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(2021)と実写映画化もされ累計興行収入31億円を突破するヒットとなった。
原作者の南は「ザ・ファブル」の構想段階から「密かに実写映画化とアニメ化の両方を念頭に入れておりました」と夢の達成に歓喜。アニメについて「昨年、高橋良輔監督たちが僕の地元まで足を運んでくれて、今作の事を熱く語られているのを聞いた時、このアニメは良いものになると直感いたしました。原作ファンの皆さん、漫画と同じように動くアニメの『ザ・ファブル』をぜひ楽しみにしていてください。僕も皆さんと同じくワクワクしながら完成を待ち望んでおります」と期待をかける。
高橋監督もアニメ化へ向けて情熱を燃やしており「『紙面上のキャラに針を刺すと血が出るような……』これは単行本一巻の表紙裏に書かれた原作者の言葉である。正にアニメの『ザ・ファブル』が目指すものもこの一点にある。作品の中で描かれる“強さ”も“優しさ”も“侠気”も“狂気”も、切れば噴き出す熱い血を持ったキャラクター達によって語られなければならない。いざ、我ら一同も身震いして佐藤兄妹と共にーー浪花へ!」とコメントを寄せている。
シリーズ構成は高島雄哉、脚本は高島と森田眞由美、キャラクターデザインは大下久馬、長谷川早紀、羽山淳一が担当する。(編集部・入倉功一)