映画『ミステリと言う勿れ』主題歌はKing Gnu!ドラマから1年半ぶりに書き下ろし
田村由美原作、菅田将暉主演による月9ドラマの映画版『ミステリと言う勿れ』(9月15日公開)の主題歌を、ドラマ版に続いて King Gnu が担当することが明らかになった。楽曲は、本作のために書き下ろした「硝子窓」(がらすまど)。併せて、同曲を収めた予告編も公開された。
累計発行部数1,800万部を突破する人気漫画の通称“広島編”に基づく本作。「僕は常々思ってるんですが……」から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論で登場人物の悩みや難事件を解決していく大学生・久能整(くのう・ととのう)が、広島でいわく付きの名家・狩集(かりあつまり)家の遺産相続事件に巻き込まれていく。ドラマから永山瑛太、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆が続投。狩集家の遺産相続に関わる面々に松下洸平、町田啓太、原菜乃華、萩原利久、柴咲コウがふんするほか、鈴木保奈美、滝藤賢一、でんでん、野間口徹、角野卓造、段田安則、松坂慶子、松嶋菜々子の出演が決定している。
King Gnuは、主題歌「硝子窓」について「ドラマ「ミステリと言う勿れ」のために『カメレオン』という楽曲を書き下ろしてから早1年半が経ちまして、今年9/15公開の映画「ミステリと言う勿れ」に合わせて『硝子窓』という新曲を書き下ろしました。King Gnu としては今年初の楽曲となります。映画との相乗効果で今までの私たちに無い曲に仕上がりましたので映画と合わせてご期待ください」とコメントを寄せている。
予告編では、整が「お茶を飲んで話し合いませんか?」と提案するも、「われ関係なかろーが!」「ちょっとのぉ…」「部外者は口出さないで。」と話を聞いてくれない様子の一族に辟易する様子が。「子供はバカじゃないです。自分が子供の頃バカでしたか」「証拠を出してみろとか言うのは大抵犯人って僕は常々思っています」といった整の“持論”も健在。後半では、King Gnu の主題歌を背景に、整の「人は弱くて、壊れやすくて、倒れることもある。それが当たり前だと誰もが思えたらいい」の言葉が収められ、我路(永山瑛太)の姿も。ラストは整を事件に巻き込む狩集汐路(原菜乃華)のショッキングな言葉で締めくくられている。
併せて、14日より全国の映画館(一部を除く)に随時掲示予定のバナービジュアルも公開。先ごろ公開されたポスタービジュアルで、整の引っ張られるマフラーの先が収められたデザイン。汐路をはじめ狩集家の遺産相続事件の関係者に加え、我路も見られる。
草ヶ谷大輔プロデューサーのコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
草ヶ谷大輔プロデューサー
テレビシリーズに続き、King Gnu の皆さんが前作「カメレオン」とは違うアプローチで「ミステリと言う勿れ」に寄り添った素晴らしい主題歌を書き下ろして下さいました。人は幼少期に誰もが知らず知らずのうちに世間の常識や家庭内の教え・しつけなどによって、心に落とされた物があり、落ちた物は大人になっても跡を残します。そして、なにか壁にぶつかった時、その残った跡のせいで、本来の自分や正しい答えが分からなくなってしまう経験が誰しも一度はあると思います。「硝子窓」は本作の主人公・久能整の言葉のように、そんな私たちの心を解きほぐしてくれる最高の主題歌であり、応援歌だと思っております。この主題歌がなければ映画は完成しませんでした。是非、劇場で映画をご覧頂き、「弱さは負けじゃない 壊れたら直せばいいよ」と誰もが気軽に言える世の中になる事を強く願っております。