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ジェームズ・キャメロン監督、潜水艇事故を描く映画制作を否定「不快なうわさ」

事故を起こした潜水艇「タイタン」
事故を起こした潜水艇「タイタン」 - Ocean Gate / Handout / Anadolu Agency via Getty Images

 映画『タイタニック』(1997)のジェームズ・キャメロン監督が、オーシャンゲート社の「タイタニック号」見学ツアーにおける潜水艇事故に関する映画を制作するといううわさにTwitterで触れ、きっぱりと否定した。

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 オーシャンゲートの潜水艇が探索ツアー中に消息を絶ち、海底で残骸が発見され、乗員5人全員の死亡が確認された同事故。この悲劇を映画化するといううわさについて、キャメロン監督は「普段はメディアによる不快なうわさに反応しないが、今回はそうする必要がある。私は、オーシャンゲートの映画について話し合ってはいないし、これからもすることはない」ときっぱり否定した。

 タイタニック号を見るために33回もの深海調査を行った経験もあるキャメロン監督は、今回の事故を受けて、 ABC News などのメディアで見解を表明。深海潜水技術界の人々が、運営会社に警告を送っていたにも関わらず事故が起きたことに「タイタニック号の悲劇そのものとの類似性に衝撃を受けています。タイタニック号の船長は前方に氷があると繰り返し警告されていたのにもかかわらず、月のない夜に彼は全速力で氷原に突っ込み、その結果、多くの人々が亡くなりました。わたしたちにとって、今回の悲劇は、警告が無視されたという点でとてもよく似ています」と運営会社を批判していた。(編集部・入倉功一)

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