『ジョーカー』出資スタジオ、破産
大ヒットを記録したDC映画『ジョーカー』などへの共同出資で知られるカナダの制作・出資会社ブロンが、破産申請を行った。現地時間19日、ブロンのCEOが発表した。
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アーロン・L・ギルバートとブレンダ・ギルバートが2010年に共同設立したブロンは、インディペンデントとハリウッドスタジオの両分野で125以上の作品を手掛けてきたスタジオ。映画『ジョーカー』『TAR/ター』『リコリス・ピザ』『ハウス・オブ・グッチ』『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』『スキャンダル』『X エックス』からドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」「ザ・モーニングショー」まで、制作・出資した作品は多岐にわたる。
しかし近年、財政が悪化。2020年以降は新型コロナウイルスまん延を受けて制作中止などによる大打撃を受けたほか、最近は全米脚本家組合(WGA)と全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキに入っていることもあり、現在の事業の継続が不可能になったのだという。(編集部・市川遥)