『ゴーストワールド』11月23日より再上映！ソーラ・バーチ＆スカヨハの傑作青春映画
2001年に公開されたソーラ・バーチ、スカーレット・ヨハンソン共演による青春映画『ゴーストワールド』が11月23日より再上映されることが明らかになった。
公開当時「ダメに生きる」というキャッチコピーが反響を呼び、大ヒットを記録した『ゴーストワールド』。アメリカで「ティーンエイジャーのバイブル」として人気を誇ったダニエル・クロウズの同名グラフィック・ノベルを、カルト・コミック「フリッツ・ザ・キャット」の原作者ロバート・クラムを題材にした『クラム』（1994）などドキュメンタリーに定評のあるテリー・ツワイゴフ監督が映画化。1990年代のアメリカの名もなき町を舞台に、世界に馴染めず、青春を謳歌する同級生たちを冷めた目で見ていた2人のティーンエイジャーが大人になることに直面し、自分の居場所を見つけようともがく数か月を追う。
主演はアカデミー賞作品賞に輝いた『アメリカン・ビューティー』（1999）での演技が絶賛されたソーラ・バーチと、いまやハリウッドを代表するスター俳優に成長したスカーレット・ヨハンソン。撮影当時、バーチは17歳、ヨハンソンは15歳。すぐに意気投合したという二人の瑞々しい演技が収められている。
そのほか、名バイプレイヤーのスティーヴ・ブシェミがモテないレコードマニアの中年男シーモアを好演。『マイ・フレンド・フォーエバー』(1995）や『BULLY ブリー』(2001）などで知られ、2008年に急逝したブラッド・レンフロも出演している。原作者であるダニエル・クロウズはツワイゴフ監督と共同で脚本を執筆し、アカデミー脚色賞にノミネートされるなど高い評価を受けた。
2023年には原作コミック日本版の第4刷が5月に発売され、廃盤となって久しかったDVDと初ブルーレイも7月28日より発売となった。（編集部・石井百合子）
映画『ゴーストワールド』は11月23日よりBunkamura ル・シネマ渋谷宮下ほか全国順次公開