え、ジョニデじゃないの?『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』若きジャック・スパロウは誰
18日の「金曜ロードショー」(日本テレビ系よる9時~)では、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が放送される。本作には若きジャック・スパロウが登場するのだが、その姿は言われなければジョニー・デップが演じていると信じて疑わないほど、ジョニーにそっくり。演じている俳優は誰なのか、今は何をしているのか……。
【画像】ジョニー・デップに似てる?素顔のアンソニー・デ・ラ・トーレ
CG技術の進歩もあって、ハリウッド映画の中で、俳優の若かりし頃の姿が登場するシーンが増えている。今年6月に公開された『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でも、若きインディが登場し話題となった。若きインディは、主演のハリソン・フォードの顔の演技を、最先端の顔交換技術(ILM Face Swap)を使って若返らせたというが、この技術開発もあり、このシーンの完成には3年もの月日が費やされたと報じられている。
では、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の6年前、2017年に公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では、どうやってジャック・スパロウを若返らせたのか。若きジャック・スパロウ役には、映画公開当時23歳だった新進気鋭の俳優、アンソニー・デ・ラ・トーレがオーディションで起用され、実際にジャック・スパロウの扮装をして演技した。ただ、よりジョニーに似せるため、CGも使われていて、逆に言うと、当時の技術では、ジョニーに似たアンソニーが必要だったのかもしれない。
アンソニーは、キューバ系アメリカ人の両親を持ち、ボン・ジョヴィやエアロスミスの楽曲も手掛けたデズモンド・チャイルドと共に楽曲制作を行うミュージシャンでもあった。若きジャック・スパロウを演じる前は、アニメ「ゴー・ディエゴ・ゴー!(原題) / Go, Diego, Go!」で声優を務めたほか、テレビシリーズ「100 オトナになったらできないこと」に出演しているが、映画への出演は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』が初めて。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の後はと言うと、ブラック・メタル・バンドを描いた映画『ロード・オブ・カオス』(2018)に出演、『ジョニー・グルーサム(原題) / Johnny Gruesome』(2018)というホラー映画に主演もした。最近では、テレビシリーズの「ゴーストギャル」「アメリカン・ホラー・ストーリーズ」などに出演している。私生活も充実しており、Netflix映画『好きだった君へのラブレター』シリーズで主演したラナ・コンドルと2015年から交際していたが、昨年婚約した。(島村幸恵)
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は8月18日(金)よる9時00分~11時09分日本テレビ系で放送