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ワーナージャパン、『バービー』米公式に対して声明 原爆投下ミームへの配慮なき反応「極めて遺憾」

画像は『バービー』より
画像は『バービー』より - (C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

 ワーナー ブラザース ジャパン合同会社は31日、映画『バービー』米公式Twitterによる不適切な反応を受けて声明を発表。同作と同じく21日に全米公開された、原爆の父を描く『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』を掛け合わせた非公式のネットミーム「バーベンハイマー(Barbenheimer)」に対して、本国公式アカウントが取った好意的な反応を「極めて遺憾なもの」と批判し、「アメリカ本社に然るべき対応を求めています」とコメントした。

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 アメリカで急速に拡大している「バーベンハイマー」は、同日公開となった『バービー』『オッペンハイマー(原題)』を一緒に鑑賞しようというきっかけで誕生した造語。一方で、原爆投下を連想させる「きのこ雲」をポップに描いたり、『オッペンハイマー(原題)』の主人公の肩に乗ったバービーが、きのこ雲を背景に笑顔を浮かべるファンアートなどが物議を醸しており、『バービー』米公式SNSは、こうした非公式の創作物に対して好意的な返信をしたことで、日本国内から批判の声が相次いでいる。

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 ワーナージャパンは、「現在、いずれも7月21日にアメリカで公開されました映画 『バービー』(配給:ワーナー・ブラザース)と映画『オッペンハイマー(原題) / Oppenheimer』(配給:ユニバーサル・ピクチャーズ)の両作品を観ることを推奨する海外のファンによるムーブメント(#Barbenheimer)が起こっていますが、このムーブメントや活動は公式なものではありません」と声明でコメント。

 「一方で、このムーブメントは起因したファンのSNS投稿に対し行われた、映画『バービー』のアメリカ本社の公式アカウントの配慮に欠けた反応は、極めて遺憾なものと考えており、この事態を深く受け止め、アメリカに然るべき対応を求めています」続け、「この配慮に欠けた一連の反応について、不快な思いをされた方々には、お詫び申し上げます」とつづっている。

 映画『バービー』の日本公開は8月11日を予定しており、8月2日には来日予定のグレタ・ガーウィック監督らが出席するジャパンプレミアが開催される。なお、『オッペンハイマー(原題)』の日本公開は現状未定となっている。(編集部・倉本拓弥)

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