『キングダム』飛信隊は強者ぞろい!元ラグビー選手、空手の達人も
原泰久の人気漫画を山崎賢人主演で実写映画化したシリーズの第3弾で、初日から3日間で観客動員70万3,500人、興行収入10億5,100万円を叩き出した『キングダム 運命の炎』(※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)。秦国と趙国の戦いを描く「馬陽(ばよう)の戦い」でカギを握るのが、大将軍・王騎(大沢たかお)から密命を下された信(山崎)が束ねる部隊「飛信隊」。少数精鋭の屈強な男たちを演じたキャストを振り返ってみた。
前作『キングダム2 遥かなる大地へ』では隣国・魏を相手にした「蛇甘(だかん)平原の戦い」で武功を上げ、100人の兵を束ねる「百人将」となった信。彼が率いる飛信隊には、前作で歩兵だった信と伍(五人組)を組んだ伝説の暗殺一族・蚩尤 (しゆう)の羌カイ(清野菜名)、信と同郷の尾平(びへい/岡山天音)&尾到(びとう/三浦貴大)兄弟、伍長の澤圭(濱津隆之)。そして前作では信のチームを「最弱の伍」とバカにしていた沛浪(はいろう/真壁刀義)が参加。
羌カイと共に副長となるのが渕(えん)。演じる田中美央は大河ドラマ「どうする家康」の今川の家臣・岡部元信役も記憶に新しく、アニメ「キングダム3」では汗明の声を担当している。
有カクを演じるのは、映画『ブレイブ -群青戦記-』『アンダードッグ』などに出演する町田大和。『キングダム』シリーズの佐藤信介監督がメガホンをとったNetflixシリーズ「今際の国のアリス」のシーズン2ではタッタ(渡辺佑太朗)の上司を演じた。
輝蓮(こうれん)役は、「今際の国のアリス」シーズン2でキューマ(山下智久)と同じバンド仲間のマキ役も記憶に新しい栄信。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では和田義盛(横田栄司)の三男・朝比奈義秀に。今年6月に公開されたオムニバス映画『無情の世界』では佐向大監督の短編『真夜中のキッス』に出演した。
爽悦(そうえつ)役は、劇団天PASSIONのメンバーでもある青木健。映画『HiGH&LOW THE MOVIE』シリーズでは中茎を、「今際の国のアリス」シーズン1ではビーチ武闘派マコトを演じた。
竜川(りゅうせん)を演じるのは、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の武蔵坊弁慶役で注目を浴び、「王様戦隊キングオージャー」(ハチオージャー/カグラギ ディボウスキ役)などに出演する佳久創。Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」の力士役も話題を呼んだ。
有カクの兄・有義(ゆうぎ)を、『クローズZERO』や『闇金ウシジマくん』シリーズでおなじみのやべきょうすけが演じている。
ノールックで手を取り合い敵を倒す神技を披露している山崎&清野をはじめ、飛信隊のキャストはツワモノぞろい。多くが殺陣やボクシング、キックボクシングの経験者で、佳久は元ラグビー選手、栄信は空手でインターハイ5位の経歴がある。(編集部・石井百合子)