鈴鹿央士「ほん怖」初主演でホラー初挑戦 「silent」以降初のフジドラマ出演
俳優の鈴鹿央士が、フジテレビ系「土曜プレミアム」枠で8月19日に放送される「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2023」(21時~23時10分)の実録心霊ドラマで初主演を務め、ホラー作品に初挑戦することが明らかになった。同局のドラマ出演は、昨年大ヒットした「silent」以降初となる。
1999年に放送がスタートした「ほんとにあった怖い話」(通称:ほん怖)は、人々が実際に体験した怖い話をリアルに描くホラーエンターテインメント。24年目を迎える今年も、稲垣吾郎がクラブリーダーを務め、6本の実録心霊ドラマを放送する。そのうちの一編では、白石麻衣が7年ぶりに主演を務めることが判明している。
鈴鹿が主演するのは、一人暮らしを始めた学生が不思議な現象に悩まされる「誰にも貸せない部屋」。大学進学のため、実家から離れて一人暮らしを始めた木下肇(きのした・はじめ/鈴鹿)は、授業が入学直後にリモートへと切り替わるなど、予想していたキャンパスライフとはほど遠い毎日を過ごしていた。
下宿先の部屋は、設備も申し分なく契約したものの、内見のときから天井のシミだけが気になっていた。引っ越し初日の夜も、真上の階から何か物を引きずるような物音が聞こえる始末。翌日、真上の部屋の様子を見に行くも、人の気配はまったくせず。その後も毎晩23時17分になると、決まって物音に悩まされる日々が続く。そして、ある日を境にシミをきっかけにした心霊現象を体験することになり、肇は恐怖から一睡もできなくなってしまう。睡眠不足の上、引っ越しで痛めた腰を悪化させた肇は、整体院を訪れると、施術担当する整体師・石塚清治郎(いしづか・せいじろう/石井正則)から、半年前に真上の部屋で女性が死亡した話を聞かされる。
「ほん怖」初主演の鈴鹿は、「ホラー作品には初出演かつ初主演ということで、新しいお芝居ができたらいいなと撮影を楽しみにしていました。怖いストーリーは苦手なのですが……『ほん怖』は小さいころよく家族みんなで見ていたので、家族にも見てほしいです!」とアピール。ドラマについて、「誰しもが経験しうるような物語でもあるので、自分の役もより自然に見えるように心がけました。叫ぶシーンが多く喉をからさないように気をつけながら演じました。僕の叫ぶシーンも楽しみにしてほしいです」と見どころを語った。
番組をプロデュースする大野公紀は、「あの『silent』から早半年以上、鈴鹿央士さんがフジテレビのドラマに帰ってきてくださいました! そして、今回は鈴鹿さん初のホラー作品になります。鈴鹿さんの新境地、ぜひ注目してください。ドラマ『誰にも貸せない部屋』は、数年前を舞台にした、多くの方に共感いただける場面も詰まった見応えある作品に仕上がっています。ぜひお楽しみください!」と呼びかけた。(編集部・倉本拓弥)