『マイ・エレメント』大逆転ヒット!世界興収4億ドル突破
ディズニー&ピクサー新作『マイ・エレメント』(公開中)の世界興収が、アメリカでの公開から1か月半で4億ドルを突破した。
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The Hollywood Reporter が、公開当初の赤字予想を大きく覆すロングランを記録し、“大逆転黒字化”を達成したと報じた。6月16日からアメリカをはじめ各国で上映が始まった本作は、北米オープニング興収が2,960万ドル、全世界オープニング興収でも4,450ドルと苦戦を強いられた。しかし、圧倒的な口コミの広がりを見せ、8月1日に1億4,620万ドルの興収を獲得。初動2,960万ドルから5倍も数字を伸ばすという大逆転劇をみせた。この伸び率は、ピクサー・スタジオの1作目『トイ・ストーリー』から今まで、一度も達成したことのない“ピクサー史上初”の記録となる。その後、全世界興収が4億370万ドルを突破し、本作の制作費2億ドルを大きく上回り、当初の予想を覆す大逆転黒字化を達成した。
4日より公開された日本では、初日3日間での興行収入336,996,859円、観客動員数254,932人を記録し、週末動員ランキング3位、洋画作品では1位を記録した。
SNS上でも多くの反響が寄せられており、『すずめの戸締まり』の新海誠監督は、自身の公式X(旧Twitter)で「とても良かったです! 作り手があらゆる手法でこちらの感情を動かそうとしてくれている、最高峰のビジュアルを届けようとしてくれている、そういう志にあふれている作品でした。映画から透けるそういう態度とその技に感動するのです。背筋が伸びました!」とコメント。
このコメントに対し、本作を手掛けたピーター・ソーン監督は「とても光栄です。新海誠監督、温かいお言葉をありがとうございます。あなたの映画は素晴らしく、私やピクサー・スタジオの多くのスタッフにインスピレーションを与えてきました。素晴らしいサポートをありがとう!」と喜んだ。
本作は、火・水・土・風の“エレメント”たちが暮らすエレメント・シティを舞台に、火の女の子エンバーと水の青年ウェイドが“エレメントの世界”に奇跡を起こすさまを描く。エンバーを川口春奈、ウェイドを玉森裕太(Kis-My-Ft2)が担当する。(今井優)