城田優「どうする家康」“鬼武蔵”森長可役で14年ぶり大河!初日は緊張から2行のセリフに苦戦
松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜、NHK総合夜8時~ほか)で、13日・第31回の放送をもって出演が発表された森長可(もり・ながよし)役の城田優がコメントを寄せた。森は織田家家臣で“鬼武蔵”の異名をとる槍の名手。城田にとって大河ドラマへの出演は2009年放送の「天地人」(真田幸村役)以来、14年ぶり・2度目となる。城田は久々の大河出演を「『天地人』は僕にとって初めての時代劇で、所作や殺陣など、とにかく教わることだらけでした。当時は自分の容姿で侍を演じることはあり得ないだろうと思っていたので、お話をいただいた時は本当に本当に光栄でした」と語っている。
城田演じる森は池田恒興(徳重聡)の娘婿で、信長亡き後の覇権争いに加わり徳川を窮地に追い込む。城田は、森の印象を「長可は破天荒な逸話をいくつももつ武将の1人ですが、本編ではあまりわかりやすくこの側面を表現することはせず、虎視眈々と天下を取ろうとする心の動きや、繊細なお芝居に重きをおきました」と語る。
第31回「史上最大の決戦」では織田信長の妹・お市(北川景子)を死に追いやった秀吉(ムロツヨシ)に、家康(松本)が激怒。秀吉に安土城を追放された信長の次男・信雄(浜野謙太)から「秀吉から天下を取り戻してくれ」と助けを求められた家康は、本多正信(松山ケンイチ)の日ノ本全土を巻き込む壮大な作戦をもって、10万を超える秀吉軍との戦いに挑む決意をする。事前告知されずサプライズ出演となった城田は、槍を用いての立ち回りも披露。SNS上では「鬼武蔵つよ!」「さすがの鬼武蔵」「殺陣かっこよ!」「怖!」と沸いていた。
脚本を手掛けた古沢良太作品には、映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』(2022)にも出演。自身もスペインにルーツを持つ城田がスペイン人元マフィアの設定で、7キロの減量を経て出演したことも話題に。「どうする家康」の脚本の印象については「あくまで個人的な感覚ですが、古沢さんの脚本には余白があり、もちろんキャラクターを想像させる細やかな描写も魅力の一つですが、時に抽象的に描かれている役を自分なりに解釈し、息を吹き込んでいく作業はとても有意義です」とのこと。
本作の撮影現場、共演者の印象を「撮影初日に緊張のあまり、たった2行のさほど難しくないセリフを何度も噛んでしまい、スタッフ、キャストの皆様には本当にご迷惑をおかけしました、、そんな中、佐藤隆太さん、ムロツヨシさんをはじめ、本当に優しい皆さんが沢山フォローして下さり、感謝してもしきれません。また佐藤隆太さんとも14年ぶりの共演で、感慨深い時間でした」と振り返っている。(編集部・石井百合子)