「仮面ライダーギーツ」簡秀吉、新ライダー・本島純政にバトンタッチ「1日1日を大切に」
8月27日に最終回を迎えた「仮面ライダーギーツ」の簡秀吉(浮世英寿/仮面ライダーギーツ役)と、9月3日からスタートする「仮面ライダーガッチャード」の本島純政(一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役)が31日、丸の内TOEIで行われた『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』バトンタッチ付き上映会に出席、先輩から後輩へと“仮面ライダーの魂”のバトンを受け渡した。
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「仮面ライダーギーツ」と向き合った1年間を振り返った簡は「本当にあっという間でした。でも、この1年間でさまざまな経験ができて学ぶことも多かったですし、本当にたくさんの方が僕たちを応援してくださって。僕の俳優人生において、貴重な1年になりました」と晴れやかな表情。また、クランクアップ時を振り返り「めちゃくちゃ泣きましたね」と照れ笑いを浮かべると「杢代(和人)くん、佐藤(瑠雅)くん、星乃(夢奈)さん、青島(心)さんは泣き顔がめちゃくちゃ美しいんですよ。スチール(カメラマン)さんが撮っていて『ああ、絵になるな』と言っていた。でも僕の泣き顔だけ全部、事故画で。使える写真がないじゃんとなって」と振り返った。
一方の本島は、観客の前に立つイベントは初めてとあって「心臓がバクバクです」と緊張の面持ち。初回放送も間近となり「本当に明るくて、誰かの背中を押せるような、そんな作品だと思います。僕が演じる一ノ瀬宝太郎は、仮面ライダーを託されて、いろんな壁にぶつかっていくんですけど、その壁にもあきらめずにどんどん戦っていく。頑張る勇気を持てたりとか、背中を押されたりとか、そんな作品だと思うので、ぜひ放送も“ガッチャ”してください!」と観客に呼びかけた。
簡は、最終回の撮影で本島と対面したといい「18歳らしい、パワフルで元気な方だなというのが印象的でした」と振り返ると、本島は「うれしいです! パワフルっていいですよね」と笑顔。簡について「第一印象は、かっけー! と。浮世英寿というカリスマの役だからこそ、見た瞬間に『カリスマだ!』と。ライダーを1年やっている先輩でもあるし、『かっけー!』と思いました」と語ると、簡は照れながらも大喜びだった。
そんな本島へのアドバイスを求められた簡は「本当にこの1年間は、さまざまな経験、そして学びもありますから、1日1日を大切にして、撮影に挑んでいただけたらいいなと思います!」とコメント。「ありがたいお言葉です。ここから1年間の撮影を全力で突っ走れるような、そんな背中を押してもらえるような言葉だったので頑張りたいと思います」と意気込む本島に、会場からは「がんばれ!」と声援が飛んだ。
また簡は、先輩ライダーである「仮面ライダーリバイス」の前田拳太郎から、1年前に「現場にはスタッフの方がたくさんいるから、ひとりひとりにあいさつをしろよと言われました」とアドバイスを受けたことを振り返り、その教えを守れたか尋ねられると「守りました!」と力強く返答。最後は「ギーツからガッチャードに、無事バトンを渡すことができてうれしく思います。『ガッチャード』も今週から始まりますので、応援をよろしくお願いします」とあいさつ。本島も「しっかりとバトンを受け取ったので、1年間、全力で突っ走っていきたいと思います」と決意のコメント。大歓声に沸く客席からは、早くも子供たちからの「ガッチャード!」コールもわき起こり、会場の全員が期待に胸ふくらませていた。(取材・文:壬生智裕)
『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』『王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン』は全国公開中