『トランスフォーマー』応援上映、約200人が“ワンチーム”に!推しキャラ&主題歌&声優愛が爆発【体験レポート】
映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の応援上映「“ビーストありがとう”《応援上映》」(日本語吹き替え版)が29日、TOHOシネマズ新宿で行われた。映画シリーズ初の“発声可能応援上映”となったイベントには、約200人のファンが集結し、推しキャラクターに熱い声援を送った。
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『ビースト覚醒』ファンへの感謝を込めて、参加型上映を多数企画・運営する団体「V8Japan絶叫上映企画チーム」の協力のもと実現した今回の応援上映。うちわやタオル、ケミカルライト、トランスフォーマーのフィギュアが持ち込み可能で、来場者にはオートボットやマクシマルの戦士が描かれた特製うちわが配布された。
ビースト戦士が活躍する伝説のアニメ「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」(1997~1998)を意識した、「『ビースト覚醒』のはじまりだー!」の掛け声で上映会がスタート。観客は「ミラージュ!」「オプティマスプライマル(コンボイ、もしくはイボンコ)!」「チーター(もしくはチータス)!」と推しキャラクターの名前を叫びながら、オートボットやマクシマルの戦いを見守る。
トランスフォーマーとの戦いに身を投じる人間の主人公・ノア(声:中島健人)やヒロイン・エレーナ(声:仲里依紗)には、「頑張れ!」「諦めないで」「大丈夫!」など熱い声援がかけられ、劇場は終始一体感に包まれた。
一際大きな声援が上がったのは、ノアの相棒となるオートボット・ミラージュ(声:藤森慎吾)だ。冒頭のカーチェイスから観客のボルテージは上がりまくりで、ノアとの息のあったコンビネーションには拍手や「フゥー!」といった掛け声が送られた。ノア、弟のクリス、ミラージュの合言葉となる「ワンチーム」が飛び出すと、観客も一つになり「ワンチーム!」と叫んでいた。
Sexy Zone による吹き替え版主題歌「Try This One More Time」が流れるエンドクレジットでは、会場がペンライトやケミカルライトで彩られた。同曲は、「ビーストウォーズ」のOP曲「WAR WAR! STOP IT」をオマージュした歌詞も話題で、『トランスフォーマー』ファンもノリノリな様子だった。
吹き替え声優の名前が紹介される最後のクレジットでは、キャスト名の発声がOKに。二大リーダーを務めた玄田哲章(オプティマスプライム役)と子安武人(オプティマスプライマル役)を筆頭に、中島らゲストキャスト、高木渉(チーター役)をはじめとする「ビーストウォーズ」声優への感謝の言葉がかけられたほか、「ビーストウォーズ」声優無法地帯の仕掛け人であり、『ビースト覚醒』の音響監督を務めた岩浪美和に対する「岩浪さんありがとう!」の声も上がっていた。
「ビーストウォーズ」時代からシリーズを応援していたという女性ファンは、「コロナ禍を経て、大好きな映画を皆さんと応援しながら鑑賞できたのは本当に嬉しかった」と感激。ノアに声を当てた中島を応援するファンは、「1回観て内容が面白かったので、声を出して観たいと思って、初めて応援上映に参加しました。タンバリンなども貸してもらって、すごく盛り上がっていてとても楽しかったです!」と初参戦の応援上映に大満足の様子だった。
応援上映には、アメキャラ系映画ライター・杉山すぴ豊も参加。上映後にインタビューに応じた杉山は、「とてもハートフルな映画なので、応援していてすごく気持ちがよかったです」と笑顔でコメント。「特に、ノアが一人で戦っているところにオプティマスが『一人じゃない!』と駆けつけた時、みんなで拍手したところがすごくよかったです」と感想を述べた。
配給によると、応援上映のチケットは、8月23日深夜0時の販売開始からわずか7時間ほどで完売したという。大盛況のうちに幕を閉じた応援上映。第2回、第3回とさらなる開催も期待される。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は全国公開中