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『トップガン』ハングマン俳優のコミカルな魅力爆発!殺し屋役でおとり捜査に協力する先生に

第48回トロント国際映画祭

セクシーな殺し屋“ロン”演じている時のギャリー - 映画『ヒット・マン(原題)』より
セクシーな殺し屋“ロン”演じている時のギャリー - 映画『ヒット・マン(原題)』より - Courtesy of TIFF

 『6才のボクが、大人になるまで。』や『ビフォア』シリーズのリチャード・リンクレイター監督のコメディー映画『ヒット・マン(原題) / Hit Man』の北米プレミアが、第48回トロント国際映画祭で行われた。主演は、『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で脚光を浴びたグレン・パウエル。さまざまなタイプの殺し屋に次々と成り切っていく彼の七変化とコメディーの才能に、大いに笑わせられる快作となっている。

グレン・パウエルの魅力爆発!『ヒット・マン(原題)』フォトギャラリー

 主人公は、2匹の猫と静かに暮らす哲学の教授ギャリー・ジョンソン。地味な彼は空き時間には地元警察に協力し、技術スタッフとしておとり捜査の監視をしていた。ある日、殺し屋役の警官が職務停止となり、急きょギャリーが代役を務めることに。殺し屋のアドリブ演技が異常に上手かったギャリーは、正式に殺し屋役に任命され、次々と逮捕につなげていく。以降は映画オリジナルの展開に突入するが、ここまでは実際に米ヒューストンであった出来事だ。

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 『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』でもリンクレイター監督と組んでいるグレンは、監督と共に脚本も執筆。入念なリサーチの上ターゲットに合わせた殺し屋像を作り上げ、ロバート・デ・ニーロアル・パチーノもびっくりのメソッド俳優ぶりを見せるギャリーを嬉々として演じている。そして、セクシーな殺し屋“ロン”を演じている時、夫の殺害を依頼してきた美しきマディソン(アドリア・アルホナ)と出会ったことが彼の運命を大きく変えることに……。哲学の教授として、さまざまな人格を演じることで“本当の自分”とは何者なのかの答えに近づいていくところも味わい深い。(編集部・市川遥)

第48回トロント国際映画祭は現地時間9月17日まで開催

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