「どうする家康」爽やかな石田三成に反響！「この二人が戦うなんて…」

　17日に放送された松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」（毎週日曜夜8時～NHK総合ほか）の第35回では、中村七之助演じる“切れ者”石田三成が初登場。三成の「爽やか」「ロマンチスト」なキャラクターに加え、家康（松本）との出会いのシーンが反響を呼んでいる。

「どうする家康」石田三成、本多忠勝の娘・稲、秀吉の母・仲ら初登場

　第35回「欲望の怪物」では秀吉（ムロツヨシ）に仕える覚悟を決めた家康が秀吉の妻・寧々（和久井映見）や弟の秀長（佐藤隆太）らに歓待されるなか、諸大名を前に、二度と秀吉に陣羽織を着させない（戦に行かせない）という大芝居をさせられるハメに。

　中村演じる三成が現れたのは、ある夜のこと。しげしげと夜空を眺める三成に、家康が「何か見えますか？」と声をかけると、三成は目を輝かせて「南蛮では星々に神々の物語を見出すといいます」「この世はまるい球のような形をしているともいう」と星にまつわる逸話を披露。

　三成が姿を現すなりネット上では「キター！」と歓喜の声で沸いていたが、その後の家康との仲睦まじいやりとりが話題に。「古い考えに凝り固まっていてはものの真の姿はつかめませぬ。政もまた新たなるやり方、新たなる考え方が必要と存じます」という革新的な考えをもつ三成に、家康は「その通り」だと興味津々。家康と知らずについ「気が合いそうでござるな」と声を弾ませた三成だが、家康と知るなり恐縮し、あらたまって挨拶をしていた。

　なお、中村と松本は同い年の友人で、中村が松本を「潤」と呼ぶほど気心の知れた仲。史実では、家康と三成は天下分け目の戦いと言われる「関ヶ原の戦い」で戦うことになるが、中村と松本の実生活での関係も相まって、出会うなり意気投合する家康と三成に「めっちゃいい画」「この二人が戦うなんて信じられない」「関ヶ原の戦い、起きないのでは？」といった声が寄せられていた。

　中村にとって、大河ドラマへの出演は「武田信玄」（1988） 、「元禄繚乱」（1999）、「いだてん～東京オリムピック噺～」（2019）以来。中村は「どうする家康」への出演にあたって「石田三成という歴史上でも大変有名な武将を演じるということに嬉しくもあり、プレッシャーも感じていますが、石田三成は関ヶ原での天下分け目の戦いで敗れた武将なので皆様の中では悪者？　というイメージがもしかしたら強いのかもしれませんけれども、彼は才気あふれる最高の頭脳の持ち主であり、朝鮮出兵や様々な駆け引きを全て石田三成がやったといっても過言ではないほどで、秀吉の為に尽力し、忠義を重んじている人物だと思います。『どうする家康』出演にあたって、やはり友達である松本潤が大河ドラマ初出演で初主演という事で友達としても嬉しいですし、少しでも彼の力になり良いドラマになるように石田三成を一生懸命演じていくつもりです」とコメントを寄せていた。

　なお、第35回では高畑淳子演じる秀吉の母・仲（大政所）、本多忠勝（山田裕貴）の娘・稲（鳴海唯）らも初登場した。（編集部・石井百合子）