マギー、マギー役で声優初挑戦　闇堕ちワンちゃんの復讐劇『スラムドッグス』吹替版キャスト発表

　飼い主に捨てられたことで闇堕ちしてた犬たちの復讐劇を描いた映画『スラムドッグス』（11月17日全国公開）の日本語吹替版キャストが発表され、秋山竜次（ロバート）、マギー、森久保祥太郎、津田健次郎、森川智之の参加が明らかになった。声優初挑戦となるマギーは、自身と同じ名前のオーストラリアン・シェパード、マギーの声を担当する。

【動画】闇堕ちワンちゃんの仁義なき復讐劇！『スラムドッグス』吹替版予告編

　本作は、R指定テディベア映画『テッド』のユニバーサル・スタジオが手がけた大人向けペットコメディー。飼い主に捨てられたボーダー・テリアのレジーは、投げられたボールを取りに行く“取ってこいクソッタレ”ゲームだと信じて、家を目指して彷徨っていた。やがて、飼い主がクソ野郎だと気付いたレジーは、まさかの方法で復讐することを決意する。ノラ犬界のカリスマ・バグ、友達のマギーとハンターも仲間に加わり、レジーの大胆な計画が実行される。

　クソ飼い主への復讐を誓う主人公・レジー役に抜擢された秋山は、「歩きながらずっと嬉しいな～と言っていました。ただ、正直、犬だからどうやってやるんだろうと。『クリエイターズ・ファイル』の実写でロルフという犬を演じていたのでオファーが来たんだろうなと思いました」とコメント。役づくりについて、「猫の時はボンネットで寝ていたけど、今回は、犬なので救急車に向けて吠えていた。 医者に止められたけれど、そこをなんとかとお願いして狂犬病の注射もしました。四足歩行はもちろんだし、お腹とか極力みせていました」と冗談を交えながら語り、「犬だからといってなめてはいけない。（本作の犬たちは）ちゃんと演技をしている。目の表情など注目してほしい」と犬たちをアピールした。

　自分と同じ名前の犬に声を当てるマギーは、「20代の頃からナレーションや吹き替えのお仕事をしたいと思っていたので決まった時はめちゃくちゃうれしかったです！」と喜ぶと、「犬役は人間と違って声の先入観はないと思うので逆に受け入れてもらえるかなとポジティブに変換して挑ませていただきました。ただ、右も左もわからない状態だったんですけど練習はできるので事前に練習をしっかりした上で、あとは現場でがんばろうと思いました」と収録を振り返る。実生活ではチワックスを飼っているそうで、「ひとり暮らしの方々なら共感していただけるかと思うのですが、10年間一緒にいて普段から彼女の想いを私がアテレコしながら過ごしています。それが活かされたかなと思います（笑）」と告白した。

　また、野良犬界のカリスマ的存在であるボストン・テリアのバグは、「NARUTO-ナルト-」の奈良シカマル役などで知られる森久保が担当。大きな体と巨大なイチモツを持つ心優しきセラピー犬・ハンターを、アニメ「遊☆戯☆王　デュエルモンスターズ」の海馬瀬人役などでお馴染みの津田、レジーのクソ飼い主・ダグをトム・クルーズの吹替で人気の森川が担当する。（編集部・倉本拓弥）