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狂ってやがる…北野武監督『首』本予告公開 狂気の織田信長、加瀬亮が怪演

『首』本ポスタービジュアル
『首』本ポスタービジュアル - (c)2023KADOKAWA (c)T.N GON Co.,Ltd

 北野武監督が構想に30年を費やした、6年ぶりの新作映画『』(11月23日全国公開)の本予告とポスタービジュアルが公開された。西島秀俊加瀬亮浅野忠信大森南朋中村獅童といったオールスターキャストの強烈な演技など、北野ワールド全開の内容となっている。

【動画】全員狂ってる…北野武監督6年ぶり新作『首』本予告

 北野監督自ら戦国武将・羽柴秀吉を演じる本作は、狂乱の世を生きる曲者たちの覚悟・野望・欲望、さらに歴史上屈指の大事件「本能寺の変」に至るまでを大胆に活写した戦国スペクタクル。西島(明智光秀役)、加瀬(織田信長役)、浅野(黒田官兵衛役)、大森(羽柴秀長役)、中村(難波茂助役)をはじめ、遠藤憲一(荒木村重)、木村祐一(曽呂利新左衛門) 、岸部一徳(千利休役)といった日本屈指の俳優たちが共演に名を連ねる。

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 燃え上がる本能寺を映し出す本予告では、狂乱の天下人である信長に成り切る加瀬の怪演ぶりや、戦国武将たちの野望や裏切り、策略が入り乱れるさまが鮮烈に描かれている。本ポスターには「狂ってやがる。」という強烈なキャッチコピーが入り、人間の奥底に眠る計り知れないおぞましさや無骨さをを際立たせている。

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全員強烈! - (c)2023KADOKAWA (c)T.N GON Co.,Ltd

 台本を読んだ明智役の西島は、「生きるか死ぬかの毎日で、首だけになってしまえば、地位も名誉も何もないという無常観。死と隣り合わせの日々の中、滑稽なことと笑った直後に悲惨なことが起きたり他の監督では感じることのできない、北野監督ならではの世界観があった」と感想を述べる。信長役の加瀬も「北野監督は色々な戦いを経てトップに立った方。その中で色々を感じたことをあらゆるキャラクターに散りばめていて、それぞれの武将たちには監督の人生とも重ねられると思った」と読み終えた最初の印象を明かした。

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 北野組への参加は、2002年の『Dolls ドールズ』以来となった西島。「急遽追加になったシーンで大掛かりなセットを組んだのに1カットで終わったことがあった。準備にいくらかけても『ここは撮り切った、もう大丈夫』という判断、切り替えは当初と変わらない。今回も直前で追加になった大掛かりなシーンがあって、すごい労力をかけたのですが、ヒキのカットを撮ってすぐ終わってしまう。そういったところに監督の美学を感じたし、ずっと変わっていないと感じた」と撮影中のエピソードを交えて振り返る。

 『アウトレイジ』シリーズにも出演した加瀬は「今までは助監督を通じて演出を受けていたが、今回は北野監督が直接現場に来て、一言ふた言おっしゃってくれることが多く、丁寧な演出を多く受けた感じがした」とコメント。秀長役の大森は「すぐ本番に行くという恐怖がある」と切り出し、「一度、どこまで許されるのか、北野監督との気配でせめぎ合うというか……でもこれは本当に怖い。よっぽどのことがないと北野監督は『もう1回』っておっしゃらないんですよ。何回も同じことをやるのも大変ですが、1回しかできないという緊張感。これもすごく感じました」と撮影秘話を明かした。(編集部・倉本拓弥)

加瀬亮、狂気の織田信長役!北野武監督6年ぶり新作『首』本予告 » 動画の詳細
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