『ミステリと言う勿れ』で衝撃の変貌!人気お笑い芸人がキーパーソンを“ゲッツ”
菅田将暉主演の映画『ミステリと言う勿れ』(上映中)で、「どこに出ていたのかわからなかった」とネット上で話題を呼んでいるお笑い芸人のダンディ坂野。本作でキーパーソンを演じ、強烈な存在感を発揮しているが、起用の理由についてプロデューサーの野崎理がコメントを寄せた(※「崎」は「たつさき」が正式表記)。
累計発行部数1,800万部を突破する田村由美の人気漫画を実写化し、2022年1月期のフジテレビ月曜9時枠で放送された大ヒットドラマの映画版となる本作。菅田演じる天然パーマがトレードマークの大学生・久能整(くのう・ととのう)が、「僕は常々思ってるんですが……」から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べ、人の悩みや事件の謎までも解き明かしていくミステリー。映画版では、原作の中でも登場人物の数が多く、スケールの大きい“通称・広島編”を実写化。美術展に赴くために広島を訪れた整が、代々遺産相続のたびに死者が出るといういわく付きの名家・狩集(かりあつまり)家の遺産相続人候補の一人である汐路(原菜乃華)の接触を受け、一族をめぐる謎に迫っていく。
ダンディ坂野が演じるのは、汐路の亡くなった祖父の従妹である鯉沼鞠子(松坂慶子)の弟・宝田完次。回想シーンでの出演ながら、数年の時を経て事件を紐解くキーパーソンを演じている。
物語の核心に関わる役どころとして爪痕を残しながら、あまりの変貌ぶりにネット上では驚きの声が続々。「どこに出てた?」「全然気づかなかった」「全くの別人」「びっくり」「一番の衝撃」とざわついている。
野崎Pは、ダンディ坂野のキャスティングの理由について「この宝田完次という役柄は、ワンポイントではありながら、非常にインパクトのあるシーンで、かつ、物語が一気に動き出すきっかけとなるキーとなる役柄ではあるので、何かスパイスの効いた役者さんに演じて頂けたらと思っておりました。顔はもちろん分かるけど、こういう役柄も演じるんだ、とお客さんにギャップを感じてもらえるような人が良いなと思い、ダンディ坂野さんにお声がけさせて頂きました。劇中で、顔がアップになるシーンがありますが、普段のダンディ坂野さんのトレードマークである黄色いスーツと『ゲッツ!』を、今回は完全に封印したこともあり、エンドロールでピンと来るお客さんも多い印象をSNSでのコメントから感じております」と語っている。
25日に興行通信社より発表された週末映画ランキングでは、15日から24日までの累計成績が早くも観客動員149万人、興行収入20億円を突破。2週連続で首位をキープしている。(編集部・石井百合子)