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「大奥」村雨辰剛の青沼が泣けてくるほどハマリ役!黒木との名コンビも話題

村雨辰剛演じる青沼
村雨辰剛演じる青沼 - (C)NHK

 NHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分)の初回となる第11回が3日に放送され、出演者の中でもとりわけ「神キャスティング」と注目を浴びていた青沼役の村雨辰剛が話題沸騰となっている。

【画像】ツンデレ黒木とのコンビも話題!第11回場面写真

 よしながふみの原作漫画の中でも人気の高い青沼は「オランダ人と丸山遊女の間に生まれた」という設定とあって、シーズン2の制作が発表されるとネット上では誰が演じるのかとキャスト予想が白熱。村雨の出演が発表されると「ピッタリ」「神キャスティング」と期待が寄せられていた。

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 第11回では、亡き吉宗公より「赤面疱瘡」の撲滅を託された田沼意次(松下奈緒)からの内命を受け長崎・出島にやってきた平賀源内(鈴木杏)と蘭方医・吾作(青沼/村雨辰剛)の出会いが描かれた。NHKの趣味番組「趣味の園芸」のナビゲーターを務め、庭師として知られる村雨。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021~2022)では、ヒロイン(上白石萌音)の後の夫となる米軍将校役に抜擢されるなど近年は俳優としても活躍するもキャリアはまだ浅かった。しかし「大奥」では長崎弁もこなしたほか、大奥入りする前は荒々しく、大奥入りしたのちは穏やかで知性的にと見事な演じ分けで、期待にたがわぬ好演を見せた。

 権太夫と名乗っていた源内の正体を知らず、なおかつ男と思い込んでいた吾作は調子のいい源内に鉄拳をお見舞いする一幕も。しかし、“人にありがとうと言われるのが何より好き”だという源内と意気投合した吾作は大奥入りを決意。髷、青の裃姿に魅了される視聴者も多く、何よりも幼いころから受けてきた差別にめげることなく前を向くけなげさが涙を誘った。

 右筆助として補佐となった黒木(玉置玲央)とのコンビネーションも人気。あるトラウマから医者も蘭学も嫌っていた黒木が青沼の誠実でピュアな人柄に触れ、心を開いていくさまに胸を打たれる視聴者が多く見られた。終盤、呉服の間の御針子・伊兵衛(岡本圭人)から春本(エロ本)を見せられ「おぉ……」と興味津々になる場面にも微笑ましい反応が寄せられていた。

 なお、村雨は大河ドラマ「どうする家康」への出演も決定しており、英国生まれの航海士で外交顧問として活躍するウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)を演じる。(編集部・石井百合子)

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