ヒョンビンがワイルドなヒゲ面に!韓国で初登場1位の『極限境界線』メイキング映像が公開
「愛の不時着」などの人気韓国俳優ヒョンビンが、映画『哭声/コクソン』などの名優ファン・ジョンミンと初共演し、韓国で初登場1位を獲得した『極限境界線 救出までの18日間』(10月20日公開)から、ヨルダンでの過酷なロケ裏話などのインタビューが収められたメイキング映像が公開された。
本作は、2007年にアフガニスタンで実際に起きた韓国人宣教団誘拐人質事件をモチーフに、韓国人救出のためにアフガニスタンに向かった外交官と、現地の工作員による決死の交渉作戦を描いたサスペンスドラマ。孤軍奮闘する韓国外務省の外交官チョン・ジェホをファン・ジョンミンが、アウトローな現地の国家情報院工作員パク・デシクをヒョンビンが、そしてパシュトー語の通訳カシムを「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などのカン・ギヨンが演じる。『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などのイム・スルレ監督がメガホンを取った。
劇中全体シーンの約80%以上を占めているアフガニスタンのシーンを作り上げるため、一番雰囲気が似ているヨルダンをロケ地に選び、韓国映画としては初めて、約2か月に及ぶヨルダンでの大規模撮影にのぞんだという本作。そのハリウッド級のロケーションへのコダワリは、「ヨルダンで撮影した確かな理由がこの映画にはある」(ファン・ジョンミン)「異国的な風景も観客の皆さんに楽しんで頂ける見どころの一つ」(ヒョンビン)「CGではどうしても表現できない壮大で素晴らしいロケ地だった」(カン・ギヨン)と、キャスト勢も語っているように見どころの一つ。だが、40度を超える気温、砂嵐に翻弄され、砂漠の中の移動にすら苦労する様子など、スルレ監督が「韓国で母国語を使って撮影するより4~5倍困難な条件がそろっていた」と語るほど過酷な撮影になっており、メイキング映像ではその様子が捉えられている。
また、普段から仲のよい先輩・後輩の間柄であることが知られているヒョンビンとファン・ジョンミン。ヒョンビンは、現場での先輩の大奮闘ぶりに「一つひとつのシーンをきっちりと丁寧に作り上げていく姿勢に驚きました」と明かし、ファン・ジョンミンもヒョンビンを「とても賢い人ですべてを受け入れられる包容力があります」と絶賛。そんな先輩たちを目の当たりにしたカン・ギヨンは「だから僕は何も制限されることなく、気持ちを楽にして自由に演技できました」と語るなど、3人の信頼関係が伝わってくるインタビューも見ることが出来る。(高橋理久)