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『バッド・ランズ』で「あの金髪イケメンは誰?」と話題沸騰!大阪の舞台女優が圧巻の演技

『BAD LANDS バッド・ランズ』よりサリngROCK演じる林田
『BAD LANDS バッド・ランズ』よりサリngROCK演じる林田 - (C) 2023「BAD LANDS」製作委員会

 『燃えよ剣』『ヘルドッグス』などの原田眞人監督が、直木賞作家・黒川博行の小説「勁草」を安藤サクラ主演で映画化した『BAD LANDS バッド・ランズ』(公開中)。本作で安藤、山田涼介演じる姉弟に関わるキーパーソンとして登場するサリngROCKが「かっこよすぎる」「ものすごい存在感」と注目を浴びている。

【画像】ギャップ凄すぎ!舞台挨拶のサリngROCK

 特殊詐欺を生業とする主人公のネリ(安藤)と、その弟ジョー(山田)が、億を超える大金を手に入れたことから追われる身となり、逃避行を繰り広げる本作。壮絶な過去を背負いながらしたたかに、タフに生き抜くネリをはまり役で演じる安藤、純粋無垢で無鉄砲なトラブルメーカー、ジョーを好演する山田。原田作品の常連組・吉原光夫大場泰正、そして生瀬勝久宇崎竜童ら芸達者な顔ぶれが集結し、犯罪組織や警察が入り乱れる血なまぐさい世界を濃密なアンサンブルで魅せるなか、「この金髪イケメン誰?」と話題を呼んでいるのがサリngROCKだ。

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 サリが演じるのは、裏賭場の帳付で裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女・林田。ドイツの哲学者、ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲルの著書「精神現象学」を片手に、大金が詰まったトランクの前で“番”をしている。ネリとジョーが一線を超えるきっかけとなるのがこの裏賭場での出来事だ。金髪に黒のスーツ、首にタトゥーという出で立ちもインパクト大の林田は眼光鋭く、笑うとさらに恐ろしい。穏やかな物言いの中に“裏”の世界を生き抜いてきた凄みを漂わせるサリの演技にハマ(沼)る観客が続出している。

 サリは、関西を中心に活動する劇団「突劇金魚」のメンバーで、作家・演出家・舞台女優として活躍。本作がスクリーンデビュー作とあって、初めて知ったという人も多く「見惚れた」「超カッコいい」「宝塚の方かな?」「なぜ今まで映画に出てこなかったのか不思議」と驚きの声が多く上がっている。

 なお、林田の右腕的存在を演じているのが、同じく「突劇金魚」のメンバー(舞台俳優・プロデューサー・制作)である山田蟲男。林田と同様、いかにも堅気ではない“ヤバい”オーラを漂わせ、二人の名コンビぶりも好評。

 9月23日に大阪で実施された舞台挨拶では、サリが「“え、なんで私?”と思いました!」とオファーされた際の驚きを吐露。原田監督いわく「最初、映像に興味がないからって断られた」そうだが、出演が決まるとサリの芝居を見た監督が涙を流しながら笑っていたとも。また、サリに監督から女優・浪花千栄子のモノマネをするよう演技のオーダーがあったことも明かされた。(編集部・石井百合子)

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