中島健人「激動の数か月を送っています」 主演映画初日に思い吐露
Sexy Zoneの中島健人が20日、都内で行われた映画『おまえの罪を自白しろ』（公開中）公開初日舞台あいさつに出席し、激動の数か月を送る中で主演映画の初日を迎えた心境を語った。
真保裕一のミステリー小説を映画化した本作は、大物政治家の孫娘が誘拐され、犯人からある脅迫を受けたことで、議員秘書を務める息子が事件に隠された真実を究明すべく奔走するさまが描かれる。同イベントには中島のほか、共演者の堤真一、池田エライザ、山崎育三郎、尾野真千子、水田伸生監督が登壇した。
政治家一族の次男・宇田晄司を演じた中島は、撮影開始から一年以上が経ち、作品の完成に感慨深げ。「この日のために最近の中では一番テレビに出たと思います。久々に芸能人したなって。光栄なことだなと思います。普段は（芸能人ではなく）人間をしているので」と笑顔でコメント。また、自身の現在の境遇について「激動の数か月を送っています」と言い、「その激動の数か月の中でもこの作品を送り出すことが自分の使命だと思っています。劇場で今のこの姿をつかまえていただければというふうに思います」と客席に呼びかけ、「世代を超えて愛される映画だと信じております」と胸を張った。
国会議員の父・清治郎を演じた堤はそんな中島と親子役。「普段から真っ直ぐな人。自然とみんなを引っ張って行く力で頑張っていました。無理することなくよくやっておりました」と中島の座長ぶりを絶賛。この日は以前から約束していたという馬刺しを中島のために持参して来たとも明かし、「今日持って来ましたよ。すぐ食べてくださいね」と笑顔で報告。中島も「公開初日にしっかり約束を守ってくれる素敵なパパ。終わったらすぐ食べます。堤パパありがとう」と嬉しそうに感謝の気持ちを述べた。
水田監督も中島の現場での座長ぶりに感心したといい、「初号試写で原作者の真保先生が僕の隣で見ていたんですけど、上映が終わった途端、『全ての出演者の芝居が素晴らしい』とおっしゃってくださいました。それをまとめてくれた座長の力はもちろん、みなさんのことを誇りに思っています」とコメント。中島もこれに「原作者に褒めてもらえて嬉しいです」と笑顔を見せた。
また、現場では食いしん坊な一面も見せていたという中島は「結構食べますよ。初めて会う人はそういうメージを持たないようで、食生活しっかりしているなと思われているみたいなんですけど、意外と食べるんです。撮影地が餃子が有名な場所なので、結構食べていました」と紹介していた。（取材・文：名鹿祥史）