『007』新ジェームズ・ボンド誕生はまだ先か「始めてすらいない」
2021年公開の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもってダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を卒業して以降、注目されてきた映画『007』シリーズの新ボンドだが、誕生はまだ先になりそうだ。
プロデューサーのバーバラ・ブロッコリは、新たな俳優がボンド役に就任する際には常に現代化が必要だと The Guardian にコメント。ダニエルとは「21世紀のヒーローはどういうものなのか」に焦点を絞って取り組んだといい、「ダニエルは、わたしたちにボンドというキャラクターの内面を掘り下げる力を与えてくれました。そして、世界もそれを受け止める準備ができていたのです。これらの映画は当時のあり方を反映していたと思います」と振り返る。そして「新章に向けてボンドを再発明するには、大変な道のりが待っています。わたしたちはまだそれを始めてすらいません」と現状を明かした。
なお、11月10日からは『007』シリーズにインスパイアされた Prime Video のアドベンチャーゲーム番組「007:ロード・トゥ・ア・ミリオン(原題) / 007: Road to a Million」が240以上の国と地域で配信予定。9組の一般参加者が『007』シリーズにインスパイアされたチャレンジを行い、世界中に隠された質問を見つけ出して回答し、賞金100万ポンド(約1億8,000万円・1ポンド180円計算)獲得を目指すという内容で、ブロッコリは「(『007』映画製作の)合間にやるのにすてきな楽しいことでした」と語っている。(編集部・市川遥)