『ウォンカ』ティモシー・シャラメは「腹が立つほど才能がある」 歌に踊りも楽々こなす!
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のポール・キング監督がインタビューに応じ、本作で大規模なミュージカルシーンも余裕でこなしたというウィリー・ウォンカ役のティモシー・シャラメのすごさを語った。
【画像】美しすぎる!世界が注目する美青年ティモシー・シャラメ
『夢のチョコレート工場』(1971)では故ジーン・ワイルダーさんが、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)ではジョニー・デップが演じたことで知られるエキセントリックな工場長ウィリー・ウォンカの若き日を描く本作。誰もがうらやむアイコニックな役を射止めたのは、『君の名前で僕を呼んで』や『DUNE/デューン 砂の惑星』などで人気の27歳のティモシーだ。
キング監督は「彼は素晴らしいダンサーにしてシンガーでもあり、腹が立つほどに才能がある若い男性なんだ(笑)」とそのすごさに圧倒されたという。ティモシーは通っていたニューヨークの演劇学校でミュージカルをした経験があるほか、歌のクラスなども取っており、そのカリスマ性のみならず、歌や踊りのスキルも必要な今回のウォンカ役はまさにうってつけだった。
キング監督は「約1か月のリハーサルをしたのだけど、彼はステップなど全てを楽々とやってのけた。シーンの真ん中にとても大きなミュージカルナンバーがあってね。もし僕だったら汗だらけになって疲れ果てて『ああ、終われてよかった!』って感じだと思うけど、彼はウィリー・ウォンカとして楽々それをこなし、すぐ次のシーンに入っていく。ものすごく幅広いスキルが必要だから、こんなことができる人は多くないと思う」と大絶賛。「彼をキャスティングできてとても幸運だったよ」とホクホク顔で語っていた。
また、ジーンさん主演の『夢のチョコレート工場』(1971)をユニバースの中心とみなし、本作の設定を考えていったというキング監督。「若者としての彼を見たいならば、時代設定はいつにすればいいだろう? と考えていった。同作でのウォンカは“引退の時が近い”という感じだったから、若者だったのは1940年代後期くらい? とね」
「あと僕は、戦後ヨーロッパの、正直で古き良き時代の習慣がまだ失われていないような感じが好きだった。人々がフォーマルで礼儀正しく、そんなところにハチャメチャなウィリー・ウォンカを置いたら面白いんじゃないかってね。そしてそれはクラシックミュージカルの時代でもあり、そうした作品は僕の映画への愛を育んだ。だからその時代の映画を作れるチャンスは、逃せないって思ったんだ」と明かしていた。(編集部・市川遥)
映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は12月8日より全国公開