「どうする家康」小早川秀秋を演じるのは?12年ぶり大河で関ヶ原の戦いのキーパーソン
松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜夜8時~NHK総合ほか)で徳川家康と石田三成の軍が激突した「関ヶ原の戦い」。“天下分け目の戦い”と言われた戦のキーパーソンとなる小早川秀秋を演じる、嘉島陸に注目してみた(※一部ネタバレあり)。
【画像】石田三成派の武将たち(現時点)第42回「天下分け目」
~以下、第42回のネタバレを含みます~
5日放送の第42回「天下分け目」では「関ヶ原の戦い」のいわば前日譚的なエピソードが展開。家康(松本)と三成(中村七之助)が日本各地の諸大名を味方につけるべく、数百通の書状を書き続ける熾烈な調略戦が描かれた。両者が戦支度を整える中、約1万5,000の軍を率いて三成側についたのが小早川秀秋。これに三成側は一気に勢いづくが、いざ開戦を前にすると家康に不満を持っていたはずの秀秋が家臣たちに思わぬ言葉を口にした。この一言にSNSでは「まさに小早川秀秋w」「悪い顔してる」「小早川もなかなか狸」「リアリストで面白い」「狡猾」と沸き、小早川秀秋の名がXのトレンド上位に入った。
秀吉(ムロツヨシ)の正妻・寧々(和久井映見)の甥で、家康と三成の間でいわばコウモリ的立場をとった秀秋を演じたのは、今年ドラマや映画の出演が相次ぐ24歳の注目の若手、嘉島陸。大河ドラマへの出演は「江~姫たちの戦国~」(2011)以来、約12年ぶりとなる。子役時代からドラマ「女王の教室」(2005)、「流星の絆」(2008)などに出演し、中学進学を機に一度引退。2018年に「花のち晴れ~花男 Next Season~」で7年ぶりに芸能活動を再開した。
近年は、2021年放送のフジテレビ系・木曜劇場「SUPER RICH」で自身と同じく沖縄出身で、アロハシャツスタイルがトレードマークの若手編集者を好演。今年大ヒットを記録した映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』では東卍と敵対する芭流覇羅(バルハラ)のメンバーにふんしたほか、スペシャルドラマ「イチケイのカラス」やドラマ「マイホームヒーロー」などに出演。先ごろ、ムロツヨシ主演のドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(11月10日放送)へのゲスト出演が発表された。
今後は、ミステリー作家・島田荘司が江戸川乱歩の知られざる秘密に迫る小説を映画化する『乱歩の幻影』(2024年春公開)が控えている。(編集部・石井百合子)