「ウルトラマンガイア」XIGメンバー再集結!梶尾リーダー、25周年で告白「いつウルトラマンになれるのかと…」
特撮ドラマ「ウルトラマンガイア」(1998~1999)の25周年記念イベント「『ウルトラマンガイア』25thミッションネームガイア XIGファイターズGet glory!」が26日、東京ドームホテルで行われ、主演の吉岡毅志や高野八誠と共に、防衛チーム「XIG」のメンバーを演じた中上雅巳、賀川黒之助、権藤俊輔、松田優、中村浩二、ガウが出席。久々の再会を果たしたキャストは、25年前のテレビシリーズを振り返りながら、撮影現場での思い出話に花を咲かせた。イベントには、サプライズで石田裕加里(吉井玲子役)も登場した。
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「ウルトラマンガイア」は、宇宙や多次元から襲来する根源的破滅招来体に立ち向かう光の巨人・ウルトラマンガイア(吉岡)とウルトラマンアグル(高野)の戦いを描いた作品。劇中に登場するXIGは、旧防衛隊のエキスパートを中心に編成されたチームで、陸・海・空などの専門部隊に分かれている。
空軍部隊「チーム・ライトニング」のリーダー・梶尾克美を演じた中上は、25年前の撮影を振り返り、「CGなどがあまり発展していなかったので、どういう仕上がりになるのかドキドキしたり、期待していました」とコメント。「チームファルコンとチームクロウの空中訓練シーンがあって、狭いコックピットで芝居していたのですが、出来上がった作品を見ると、めっちゃ飛んで、避けて、攻撃しているんです(笑)。カッコいい! と思いました」と話し、会場の笑いを誘う。
梶尾リーダーはファイターズチームの中でも登場シーンが多かったことから、中上は「あんだけ目立っていたから、いつウルトラマンになるのかと思って……!」とぶっちゃけ。「梶尾がいつウルトラマンになるのかと思いながら演じていたんですけど、結局普通の人間でした(笑)」と続けた。
ベテランで編成された「チーム・ファルコン」のリーダー・米田達彦役を務めた賀川は、「米田リーダーは不器用な男で、常に最前線を志願するようなベテラン」と切り出し、「何かがあるまでは、笑わないでいようと思った」と役づくりを回顧。物語の展開は台本を読むまでわからなかったことから、「この回で(出番が)終わるのか? 殉職? チームファルコン解散?」と常に気にしていたことを明かす。
人命救助専門の「チーム・シーガル」を束ねる神山篤志リーダーを演じた権藤は、「僕の部隊は国際色豊かでしたね。アメリカ人が一人と、イタリア人が……」と劇中でメンバーの松尾蓮二隊員が聞き間違いされた展開を挙げ、会場のファンも大笑い。役づくりでは「僕が神山に近づきたかった」と明かし、声のトーンなどを意識したと振り返った。
陸戦を得意とする「チーム・ハーキュリーズ」の吉田悟リーダーと桑原孝信を演じた松田と中村は、体育会系が集まったチームだったことから「とにかく暑苦しかった」と告白。松田は「コックピットは狭い。でも、3人共に(身体が)デカいじゃないですか。撮影は暑いし、芝居やセリフも熱い。しかも、割と大声で『怪獣だ!』と叫ぶんですよね」とハーキュリーズならではの撮影を回顧していた。
また、XIGのオペレーション・クルーであるジョジー・リーランドを演じたガウは、テレビシリーズ当時は16歳で「セーラー服を着て撮影現場に通っていました」と振り返る。監督やスタッフから怒られることもしばしばあったそうだが、「『ウルトラマンガイア』という作品で社会勉強をさせてもらえました。おかげで、こうして多くの人たちと皆さんの前に立たせてもらえて、よかったと思います」と感謝していた。
ヒーローショーを含め、約1時間30分にわたって行われた25周年イベント。中上は「皆さんには25年前の映像が目に焼きついていると思いますが、ガッカリさせていないでしょうか……?(笑)」と問いかけると、会場からは温かい拍手が。「こんなにたくさんの方が来てくださるとは、思ってもいませんでした。また、30周年でお会いできることを楽しみにしてます」とコメントし、最後に梶尾リーダーとして「チーム・ライトニング、スタンディングバイ!」と決めゼリフを披露していた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)