「大奥」大東駿介の慶喜が実写ならではの存在感
NHKドラマ10「大奥 Season2」(毎週火曜午後10時)で大東駿介演じる一橋慶喜が、実写ならではの存在感を発揮している(※一部ネタバレを含みます)。
よしながふみの漫画「大奥」が原作となる本シリーズは、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描く。シーズン2では吉宗の遺志を継いだ若き医師たちが赤面疱瘡の撲滅に向けて立ち上がる医療編と、幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走する幕末編が描かれる。
幕末編・第19回(11/28放送)で、家茂(志田彩良)を支える将軍後見職としていよいよ表舞台に登場した慶喜。英明をうたわれるキレ者だが、人を見下したような態度を取る、鼻持ちならない人物として描かれている。
目線や発声などを駆使し、みごとに嫌味な慶喜を体現した大東に、SNS上では「しゃべり方めっちゃ腹立つー!」「虚ろな眼の演技上手いし怖かったなぁ」「大東駿介という役者の力量を思い知った回であった」「慶喜が漫画より『生きてる』感じする」と実写ならではの慶喜だったとの声が上がった。
特に、家茂に上洛するよう進言した際の「何より大事にございましょう? ご機嫌取り」のセリフについて、「ご機嫌取り、のとぉりの言い回しが嫌過ぎて、ゾクゾクする(褒めてる)」と絶妙な言い回しを絶賛する声が寄せられた。(今井優)