松平健、新しいことにチャレンジし続ける理由とは
ティモシー・シャラメが主演を務める映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(公開中)の日本語吹き替え版で、ウンパルンパの声を担当している松平健が、チャレンジすることや夢を持つことの大切さについて語った。
ジョニー・デップ主演の映画『チャーリーとチョコレート工場』で有名な工場長ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”を描いた物語。ティモシーのほか、ヒュー・グラント、オリビア・コールマン、サリー・ホーキンス、ローワン・アトキンソンらが出演する。劇中の全13曲もの歌とセリフを同一キャストが吹替を務める“完全吹替版”では、ウォンカを花村想太が担当するほか、セントチヒロ・チッチ、長田庄平&松尾駿(チョコレートプラネット)、松平らが名を連ねる。
ヒューが演じるウンパルンパは、緑の髪の毛とオレンジ色の顔の小さな紳士で、ウォンカのチョコレートを盗む宿敵だ。不思議なダンスと歌が得意という一風変わったキャラクターを担当することについて、松平は「ギャップのあるキャスティングに驚いた。声が合うか心配したけど、完成した作品を観て安心した」と仕上がりに満足げだ。「クセがあるけど憎めないキャラクターで、強がっているけど、実はいいヤツ」とウンパルンパのキャラクターについてもお気に入りだという。
ギャップを魅力に変えるという点では、松平とウンパルンパは似ている。松平は「マツケンサンバ」の再ブームにより、国民的な人気を誇っているだけでなく、最近では、YouTubeやTikTokで面白企画に積極的にチャレンジし、若者や子供達からも熱い支持も得ている。新しいチャレンジに前向きに取り組むのはなぜなのか。松平は「ただ見てくれる人が笑顔になればいい」と笑顔で語った。「若い人の企画力には驚かされます。面白い企画をたくさんいただくので、できるだけ受けるようにしています。今はそんな企画に対応できる、元気な体でいることが目標です。もっともっといろんな企画に挑戦したいので」と意欲的だ。
本作は夢を持った純粋無垢なチョコ職人・ウォンカの物語であることから、若者たちに向け「小さくてもいいから夢を持つといいと思います。何か好きなことを見つけて、それに向かって頑張ってほしい」とメッセージを寄せた松平。最後に、「エンドロールまで見逃せない、面白い作品に仕上がっています。ウンパルンパのダンスと歌を覚えて、ぜひみんなでやってみて」とアピールした。ウンパルンパの独特なリズムは、マツケンサンバのように一度言聞いたら病みつきになること請け合いだ。(今井優)