ニコラス・ケイジ、映画界から引退示唆「あと3、4本」
映画『フェイス/オフ』『ナショナル・トレジャー』などで知られる俳優ニコラス・ケイジ(59)が、映画界からの引退を考えていると Vanity Fair に明かした。
A24の新作映画『ドリーム・シナリオ(原題) / Dream Scenario』のプロモーションで取材に応じたケイジは、「私はこれからのプランを固めている。映画はあと3、4本かもしれない」と告白。「映画を通じて伝えたいことは、全部伝えたと思う。映画でのパフォーマンスもできる限りのことはやったと考えている」と達成感を露わにした。
来年1月で還暦を迎えるケイジは、家族との時間を大切にしたいとも語っている。「私の父は75歳で亡くなった。私は来年60歳。運がよければ、15年かそれ以上は元気でいられるかもしれない。私は家族と一緒に時間を過ごしたいと思う」
別のインタビューでも映画界引退を示唆したケイジだが、俳優業は今後も続けていくという。UPROXXでは「フォーマットを変えて、別の方法で自分の演技を見せることができればと思っている」と話し、テレビシリーズに興味があると明かしている。
最新作『ドリーム・シナリオ(原題)』は、ケイジふんする冴えない中年男性教員が、ある日を堺に大勢の人の夢に現れるようになる不可解な現象を描いたホラーコメディー。『ミッドサマー』『へレディタリー/継承』でお馴染みのアリ・アスター監督がプロデューサーを務めた。(編集部・倉本拓弥)