津田健次郎、アニメ「ラーメン赤猫」店長・文蔵役に決定 2024年7月放送開始
声優、俳優として活躍する津田健次郎が、「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の人気コミックをアニメ化する「ラーメン赤猫」(著・アンギャマン)で、猫が営むラーメン屋の店長・文蔵(ぶんぞう)の声を担当することが、16日に開催された「ジャンプフェスタ2024」内のステージプログラムで発表された。また本作が、2024年7月からTBS系28局で全国同時放送されることも決定。ティザーPVと場面写真も公開された。
原作は、猫が営むラーメン屋で働くこととなった人間の主人公・珠子(たまこ)と猫たちの日常を描いた、異色のお仕事漫画。人情味あふれるストーリーと愛らしい猫たちの姿が話題を呼び、“ジャンプ+連載争奪ランキング”で1位となり同アプリの“インディーズ連載”を獲得。2022年に単行本が発売され、30話から通常連載化。異例のスピードでアニメ化が決定していた。
津田が担当する文蔵は、口数少ない茶トラねこの“ラーメン職猫”。津田は「『ラーメン赤猫』で文蔵を演じさせていただくことを光栄に思います。独特の世界観、情緒溢れるこの作品を楽しんでいただけるよう頑張ります。是非観てください。お楽しみに!」とコメントを寄せている。
制作スタッフも発表され、監督を『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』の清水久敏、シリーズ構成・脚本をアニメ「牙狼<GARO>」シリーズの久保亨、キャラクターデザインを「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」などの千葉道徳が担当することが決定。アニメーション制作は、『劇場版 呪術廻戦 0』などを監督した朴性厚率いる新進気鋭スタジオ E&H production が担当する。
清水監督は原作漫画について「仕事が辛いとき、楽しみにしていた作品」だったと明かし「なので自分の手でアニメを作りたいと強く思っていたところ、念願叶いアニメ化が決まり、この度、監督を務めることになりました」と思いを告白。久保も「インディーズ掲載が始まったときから欠かさず読んでいた」とコメントするなど、スタッフの作品愛に、原作者のアンギャマンは「清水監督、津田さんはじめアニメ制作チームの皆様も「ラーメン赤猫」の常連客のごとく猫好きがおられるようで、熱意をもってキャラクターたちをアニメーション表現の中に再構築してくださっています」と信頼を寄せている。
アニメ「ラーメン赤猫」スタッフのコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
清水久敏(監督)
仕事が辛いとき、楽しみにしていた作品が「ラーメン赤猫」でした。
なんというか元気を貰える作品なのです。
なので自分の手でアニメを作りたいと強く思っていたところ、
念願叶いアニメ化が決まり、この度、監督を務めることになりました。
この作品の魅力をいかに漏らさずにアニメに落とし込むか。
なかなか大変な作業ではありますが、楽しいことでもあります。 現在鋭意制作中です。
皆さんの期待を裏切らぬように、丁寧に作っていきたいと思っています。
久保亨(シリーズ構成・脚本)
インディーズ掲載が始まったときから欠かさず読んでいた本作。日々の生活で溜まったあらゆる毒素をデトックスしてくれる素敵な漫画。
その大好きな『ラーメン赤猫』に関わらせていただき、とても幸せな限りです。監督を筆頭に関わるスタッフ全員が熱意溢れる方々ばかりです。
気を引き締め、奇を衒わず、しっかりと一杯一杯丁寧に愛情込めて配膳したいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
千葉道徳(キャラクターデザイン)
久しぶりの原作もののキャラデザなので新鮮な気持ちで作業しております。
自分の今まで関わってきた作品の方向とは大分違っていて、ある意味ここまでたどり着いたかという感慨もありますが、最後までやり切って初めてそう言えるので、余計なことは考えずに机に向かおうと思います。
消費スピードの速い昨今ですが、しっかりと残る作品となればと。
応援よろしくお願いします。
朴 性厚(E&H production 代表)
いつも仕事に疲れたときに読んで癒やされていた「ラーメン赤猫」。
E&H production でアニメーション制作ができて大変光栄です。
清水監督含め社内のクリエイターたちが一致団結して、視聴者の心に響く作品を作りたいと思いますので、アニメ「ラーメン赤猫」応援お願いします。私は湯切りに魂を込めます!