朝ドラ「ブギウギ」小雪“関西の女傑”熱演!大阪ことばにプレッシャー
NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(総合・月~土、午前8時~ほか)の第57回(12/19放送)より登場した、村山トミ役の小雪が、撮影現場の様子や、自身が演じるキャラクターについて語った。
朝ドラ・109作目の「ブギウギ」は、大ヒット曲「東京ブギウギ」で知られる歌手・笠置シヅ子をモデルにしたオリジナルストーリー。大正から昭和の激動の時代を舞台に、小さな銭湯の看板娘から“ブギの女王”と呼ばれるスター歌手となっていくヒロイン・花田鈴子/福来スズ子(趣里)の姿を描く。
小雪が演じるトミは、水上恒司演じる愛助の母で村山興業社長。女手一つで日本を代表する興行会社へと成長させ、一人息子を育てた関西の女傑という役どころだ。
Q:「ブギウギ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
大阪ことばが難しいので、プレッシャーを感じました。わたしが演じるトミは、 日本を代表する興行会社の社長ということで、信念をもって強くいなければいけないという思いから、すごみのあるセリフが多く、気が抜けないのでとても大変です。
Q:ご自身の役に対しての印象は?
トミはあの激動の時代を強く生きてきた人です。家業があり、それを家族で支えてやっていくという信念があって生きてきたので、「こうでなきゃいけない」という思いがなければ、心が折れちゃうと思うんです。愛助は、次世代の考えを持った人ですし、わたしから見れば、トミも愛助もどちらの考え方も正しいと思うし、理解できます。でも、トミとしては、愛助の考えを受け入れてしまうと、自分がやってきたことが不確かになってしまうので、母の愛もあるけど、経営者としての信念を持って、物事を考える人なんだと思います。
Q:共演されているみなさんの印象や、撮影現場の雰囲気はいかがですか?
趣里さんは、本当にまっすぐな方です。独自の考えも持っているし、スポンジのようにその場の空気をまとって演じることができる方ですね。もともとバレエもやっていて、歌も歌えるし、英語もできるし、鬼に金棒です! そんな趣里さんには、「お仕事ばっかりしていると消耗するから、自分の人生も生きるのよ」ということをアドバイスさせていただきました。息子・愛助役の水上さんは、素朴で、明るい、天真らんまんな方です。癒やしのキャラクターとして(撮影)現場に安らぎをもたらしてくれています。そして、坂口役の黒田有さんにいつもいじられています(笑)。「ブギウギ」の撮影現場はいつも和やかで明るく、大阪の朝ドラの元気さというのがすごく伝わる(撮影)現場だと思います。
Q:放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
スズ子の元気な歌声は、聴いていて耳に残りますよね。毎日、それが心にも響いて、日常のエッセンスになり、「きょうも『ブギウギ』を見て元気をもらおう」とみなさんにとってビタミン剤のような役割になったらうれしいです。