「正直不動産2」ディーンの悪魔的キャラがヤバい!“タップウォーク”にハマる視聴者続出
山下智久主演のドラマ「正直不動産2」(NHK総合・毎週火曜よる10時~10時45分ほか・全10話)の初回が9日に放送され、ディーン・フジオカ演じる営業マンの悪魔的キャラが話題沸騰となった(※一部ネタバレあり。初回の詳細に触れています)。
本作は、大谷アキラ(漫画)、夏原武(原案)、水野光博(脚本)による同名漫画に基づき、嘘八百を並べて売り上げトップを誇っていた営業マン・永瀬財地(山下)が、ある日土地のたたりによって嘘をつけない体となり、一転して“正直すぎる”営業マンとして奮闘するさまを描くコメディー。シーズン2初回の冒頭は永瀬がタワマンに戻る甘い夢から始まり、タワマン購入希望の夫婦(戸次重幸&土村芳)を巡るエピソードが展開した。相変わらず嘘をつこうとすると風が吹き本音が飛び出すたたりから逃れられない永瀬だったが、和菓子職人・石田努(山崎努※崎は「たつさき」)の「俺ならたたりを受け入れる。受け入れたうえでうまく付き合っていく」という助言が、永瀬に少なからずの影響を与えることとなる。
~以下、初回のネタバレを含みます~
ディーン演じる新キャラクターの神木涼真は、かつて永瀬を“ライアー永瀬”に仕立て上げた上司。3日に放送されたスペシャルドラマのラストでは神木がホームレスの姿で登場したが、2では永瀬が働く登坂不動産のライバル・ミネルヴァ不動産の社員としてカムバックした。
タワマン購入希望の夫婦を巡って早々から永瀬とバトルを繰り広げる神木。タップを踏みながらの強烈な登場シーンが視聴者をくぎづけにし、SNSは「キター!」「タップで登場するおディーンw」「タップダンスで入ってくるのクセ強すぎ」「いきなりタップ」とw(笑い)マークをつけたリアクションであふれた。永瀬との再会シーンでは神木がパワーアップとばかりに整形をしていたことも判明したが、とりわけ視聴者を驚かせたのが彼の悪魔的な営業テクニック。夫婦ははじめ登坂不動産の顧客だったが、永瀬らが席を外した先に神木がさっそうと現れ横取り。「単純接触効果」「ゴルディロックス効果」「クロスセル」など人の心理を巧みに利用するテクニックを駆使し、目にもとまらぬ速さで契約に向かっていった。
その一部始終が「まるで詐欺師」だと視聴者をドギマギさせる一方、永瀬による神木のテクニック解説が「勉強になる」と反面教師にする声も多くみられた。ラストでは“正直の風”を味方につけつつある永瀬が神木に一撃をお見舞いする展開となり、恥をかきながらも冷静にやり過ごそうとする神木の表情が「笑顔が怖い」「不気味」「闇が深そう」と視聴者を戦慄させていた。また、永瀬に「おまえからすべてを奪ってやる」と宣戦布告していた神木だが、第2話の予告ではその片鱗ともいえる展開が見られた。
なお、2には神木のほかマダム(大地真央)の継孫で、すがすがしいまでにやる気ゼロの新人・十影健人 (板垣瑞生)や、登坂(草刈正雄)がスカウトした超優秀な営業マン・藤原結弦 (馬場徹)ら新キャラが続々。いずれも強烈な個性があり、「新キャラ曲者ばかり」と視聴者を喜ばせていた。(編集部・石井百合子)